真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.08 14:57
リエノテソーロのオールラウンダーに「怪物」の匂い? NHKマイルCで示した異次元の可能性
編集部

8日に開催されたNHKマイルC(G1)は、2番人気アエロリットが横山典弘騎手の外を回る作戦も功を奏し、見事初G1制覇に輝いた。
一方、アエロリット以上にその強さでファンを驚かせたのが、同じく牝馬のリエノテソーロ(牝3 美浦・武井厩舎)だ。前走アネモネS(OP)を4着に敗れ、今回は13番人気と一気に人気を落としていた。
しかし、レースでは中団に位置すると、最後の直線で他馬とは次元の違う末脚を披露。一時はアエロリットを捉えるかという勢いだったが、余力ある勝者の最後のひと伸びに屈した形だ。3着ボンセルヴィーソは2馬身半差突き放している。
1着、3着馬はいずれも逃げ・先行。当日の高速馬場を考えれば前が有利な状況下で中団から伸びてきたその能力は特筆すべき点だろう。鞍上の吉田隼人騎手は「勝たなければ意味がない」と悔やんでいたが、今後の活躍に期待大の内容だった。
ただ、圧勝した全日本2歳優駿(G1)など、ダートにより適性がありそうな戦績と血統背景。ここまでの激走の理由はどこにあるのか。
「調教が出走馬の中でも圧倒的な内容だったこと、芝での好走歴もありますし、ここまで人気が下がるほどの馬ではなかったということでしょう。また、当日のような明らかな高速馬場を考えますと、ダート芝関係なく、リエノテソーロが持つ『短距離適性』が強く活きたということではないでしょうか。今後どのような道を歩むのか、本当に楽しみな1頭です」(記者)
陣営は「距離が長いかもしれない」とレースを振り返っている。秋にはダート戦線で気を吐くのか、それともスプリンターズSを目指すのか……いずれにせよ、単なる強豪ではないスケールを持つ牝馬がまた1頭増えた。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 高知競馬10年間で「売上10倍」の快挙! かつてハルウララ騎乗の武豊騎手が「悲惨」と憂いた競馬場が「時代の風」に乗る
- JRA「パワハラ裁判」木村哲也調教師が復帰。大塚海渡騎手への暴言、暴力行為による調教停止処分から約3か月…若手実力派調教師の汚名返上に期待
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
















