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JRAの拝金主義に「日本の恥」と非難轟々……ジャパンC「褒賞金2倍」増額もファンが「有力外国馬は来ない」と確信する理由

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「JRAは昨年もジャパンCの褒賞金の増額を行っています。さらには、例え馬券圏外となる4着以下に敗れたとしても、出走するだけで10万米ドル(約1120万円)の褒賞金が支給されるという異例の待遇も設けました。しかし、そんな努力の甲斐も空しく、昨年のジャパンCに出走した外国馬はわずか3頭。それもイラプトとナイトフラワーは前年からのリピーター。新たに出走に漕ぎ着けたのはイキートスただ1頭という寂しい結果でした。

実際のレースでも、それぞれ9番人気、10番人気、16番人気とファンの関心の低さが伺える人気。そして、当然のごとくレースでも惨敗しました。この結果を受けてファンの間では『ジャパンC廃止』の声まで聞かれる状況です」(競馬記者)

 こういった現状を深刻に捉えているのが、2005年の有馬記念(G1)でディープインパクトを破り、ドバイシーマクラシック(G1)やキングジョージ6世&QESで、世界の強豪と互角以上の戦いを見せたハーツクライを手掛けた橋口弘次郎元調教師だ。

 今年の凱旋門賞のレース後、『スポーツ報知』の取材を受けた橋口氏はサトノダイヤモンドの敗因に対して「馬場に尽きる」とコメント。

 さらに、あまりにも離れすぎている欧州と日本の競馬が近づくために「(日本の)競馬場の芝丈をもう少し長くしてみては」と提案すると「向こうのタフな馬場に比べて、日本の芝コースは絨毯の上を走っているような感じ」と独自の見解を述べている。

 さらに橋口師は、日本馬が凱旋門賞を勝つためには「日本競馬全体で欧州の芝に対応できるような対策、工夫を考えること」と話した。逆に述べれば、それが欧州の一流馬をジャパンCに招致するきっかけにもなるはずだ。

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