GJ > 競馬ニュース > 天皇賞サングレーザー
NEW

天皇賞・秋(G1)サングレーザー「府中2000m」不安とは。札幌で距離克服も問題が、モレイラで克服?

【この記事のキーワード】, ,
天皇賞・秋(G1)サングレーザー「府中2000m」不安とは。札幌で距離克服も問題は「持久力」で......の画像1

 28日、東京競馬場で天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)が行われる。2000メートルの古馬頂上決戦だが、マイル路線を走ってきたサングレーザー(牡4歳、栗東・浅見秀一厩舎)が出走する。J.モレイラ騎乗もあって上位人気が予想される。どんな走りを見せてくれるのか、その可能性を探ってみる。

 サングレーザーは昨年3歳の秋、マイルCS(G1、芝1600メートル)で3着に好走し、マイル路線の有力馬の1頭になった。4歳になった今年、マイラーズC(G2、芝1600メートル)を勝って安田記念(G1、芝1600メートル)に挑んだが5着。陣営は次のレースとして2000メートルの札幌記念(G2)を選択。マカヒキ(牡5歳)、モズカッチャン(牝4歳)といったG1馬を相手に優勝し、2000メートルに不安のないことを証明した。

 まず、サングレーザーのマイル戦での走りを見てみよう。デビューから7戦目までは武豊騎手が手綱を取り、ほぼ先行していた。マイル戦ではないがホープフルS(当時G2、芝2000メートル)では4角で外から2番手に押し上げ、直線に入るや先頭に立っている。そして、武豊騎手が後方から大外を強襲するパターンを確立したのが7戦目の500万下での優勝。8戦目からは福永騎手が手綱を取り、大外強襲パターンも受け継いだ。

 マイル戦でのベストパフォーマンスが今年のマイラーズCだろう。ロジクライ(牡5歳)が逃げたが、直線に入るや後の安田記念馬モズアスコット(牡4歳)が早々と先頭に立つ。エアスピネル(牡5歳)が中団から伸びるが、後方からサングレーザーが大外強襲パターンを披露して、2着モズアスコットに1馬身1/4差をつけた。

 では2000メートルでどんなレースをしたのか、札幌記念を振り返ってみる。福永騎手は中団の内7番手につけた。前に壁を作るとペースに戸惑うことなく折り合っている。ところが直線に入っても前の壁が開かずに追えない。外からマカヒキとモズカッチャンが伸びてきて、この2頭で決まりかと思われた。しかし、ゴール前100メートルあたりで福永騎手は狭い所をこじ開けてスパート。マカヒキとハナ差の接戦をものにした。このレースではサングレーザーの一瞬の鋭い切れ味が際立った。

天皇賞・秋(G1)サングレーザー「府中2000m」不安とは。札幌で距離克服も問題が、モレイラで克服?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【天皇賞・春(G1)】ドゥレッツァも、タスティエーラも不安材料たっぷり? キャプテン渡辺「渾身の本命馬」は【徒然なる神のくず競馬トーク】
  2. 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも「鞍上未定」の怪…レース当週C.ルメール復帰予定、何かしらのサプライズも?
  3. 【天皇賞・春(G1)予想】「盾男」武豊騎手&サリエラから三連複1点勝負!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  5. 【天皇賞・春(G1)】リピーターはディープボンドではなく「長丁場で大崩れがない」アノ1頭? 単穴は「豊富なスタミナが武器」の堅実派…まさに伏兵といえるベテランも? 超強力“現場ネタ”から紐荒れで狙える伏兵が浮上!?
  6. 【天皇賞・春】武豊に次ぐ「長丁場の鬼」が超人気薄で虎視眈々…!?「バテない馬だし京都向き」惨敗で評価急落も条件大好転
  7. 目を掛けた愛弟子の「造反」に師匠がブチ切れ!? 今村聖奈、角田大河の謹慎中に存在感発揮も…安田記念前に師弟関係で遺恨勃発か
  8. 【天皇賞・春】堅そうだから本命は上位人気で勝負!C.ルメール不在なら「初G1勝利コンビ」に期待したくなるよね【UMAJOモモのオイシイ競馬】
  9. 【天皇賞・春】武豊、横山典弘を敵に回して豪脚一閃!マヤノトップガン&田原成貴の試行錯誤が三強対決に断【競馬クロニクル 第53回】
  10. 【NHKマイルC(G1)展望】ジャンタルマンタルVSアスコリピチェーノ「2歳マイルG1馬対決」実現! 重賞ウイナー総勢9頭「超豪華メンバー」が集結