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JRA有馬記念(G1)「佐々木主浩氏の宿願」シュヴァルグラン”未来”への挑戦!? ボウマンコンビなら……

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 23日に開催される有馬記念(G1、芝2500m)。昨年、同レースで3着と好走したシュヴァルグラン(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)が、今年も上位進出を狙う。

 天皇賞・春(G1)で2着に入ったシュヴァルグラン。その後、陣営は年内での引退を発表。京都大賞典(G2)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)という昨年と同じローテーションを経て、種牡馬になると伝えられた。

 だがその引退ロード初戦、京都大賞典(G2)で1番人気ながら4着に敗れると、連覇が期待されたジャパンCでも4着。この連敗が影響したのか、陣営は突如引退を撤回。来年は海外遠征も視野に入れつつ、現役を続行することが発表された。

「シュヴァルグランは7勝をあげていますが、そのほとんどが長距離というステイヤー。最近は主にマイルなどを中心に走るスピード重視の種牡馬が人気を集める傾向があり、ステイヤー系はあまり人気がないです。このままでは種牡馬としての人気がイマイチと陣営は判断し、引退を先延ばしにしたのかもしれません。

 来年、シュヴァルグランは天皇賞・春に向かい、その後はアメリカのBCターフ参戦も視野に入れているようです。海外で結果を残すことができれば、種牡馬としての可能性も一気に広がるのではないでしょうか」(競馬記者)

 種牡馬としての未来のために、今年の有馬記念でも実績を積み重ねておきたいところなのは間違いない。そのシュヴァルグランの鞍上は昨年同様、H.ボウマン騎手が務める。レース前の共同会見でボウマン騎手は「去年は不利があり3着」「それがなかったら2着だったかもしれないし、ひょっとしたら勝っていたかもしれない」と悔しさをにじませていた。

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