GJ > 競馬ニュース > 「伝説の新馬戦」圧勝の大器と福永祐一が新コンビ! 復権へ負けられない一戦
NEW

「伝説の新馬戦」圧勝の大器と福永祐一が新コンビ! 復権へ負けられない一戦

【この記事のキーワード】, ,

「伝説の新馬戦」圧勝の大器と福永祐一が新コンビ! 復権へ負けられない一戦の画像1

 28日、中京競馬場の芝1600mで行われる白梅賞(1勝クラス)。昨年の勝ち馬カワキタレブリーは後にNHKマイルC(G1)で3着。また歴代の勝利馬には二冠馬ネオユニヴァースなども名を連ねている。

 春の大舞台と結びつきを感じさせるこのレースで、4ヶ月ぶりとなる復帰戦を迎えるのがカルロヴェローチェ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)だ。

 同馬は、昨年6月の宝塚記念(G1)当日に開催された芝1800m新馬戦を勝利。好位追走から最後の直線で抜け出すと、後にアイビーS(L)を勝つチャンスザローゼス以下に2馬身差をつける完勝劇だった。

 ちなみにこの新馬戦は過去にダノンプレミアムやダノンザキッド、キラーアビリティなど、後にG1を勝つような馬を毎年のように輩出していることから、ファンの間では出世レースのひとつとして知られている。

 昨年も掲示板を占めた5頭が全て勝ち上がった上、5着のドゥラエレーデが暮れのホープフルS(G1)を優勝。6着デルマソトガケも全日本2歳優駿(G1)を制していることから、「伝説の新馬戦」と呼んで差し支えないメンバー構成だったといえるかもしれない。

 そんなハイレベルな一戦で圧勝を決めたカルロヴェローチェだったが、次戦の野路菊S(OP)では単勝オッズ1.5倍の圧倒的支持を受けたものの、2番手追走から直線で早々に失速。勝ち馬のファントムシーフから2秒9もの差をつけられただけなく、7頭立てのレースでシンガリの大失態だった。

 それでもカルロヴェローチェに対するファンの期待は根強く、26日現在『netkeiba.com』の想定オッズでは今回も引き続き1番人気に推されている。ここは復権をかけて落とすことのできない一戦になりそうだ。

「よもやの大敗を喫した前走の野路菊Sですが、手綱を取っていたC.ルメール騎手はレース後、『走り方、息遣いが良くなかったです』とコメント。カルロヴェローチェはもともと2戦目に札幌2歳S(G3)を予定していたものの、脚元の不安を理由に回避した経緯もありました。やや順調さを欠いていたことも敗因と無関係ではないかもしれません」(競馬誌ライター)

「伝説の新馬戦」圧勝の大器と福永祐一が新コンビ! 復権へ負けられない一戦の画像2
福永祐一騎手

 なお、今回の鞍上は新コンビとなる福永祐一騎手が予定されている。

 調教師転向のため来月一杯で騎手引退を予定している同騎手だが、過去のインタビューで「一番印象に残っている馬」として三冠馬コントレイルを差し置いて本馬の父シルバーステートを挙げていることは、ファンの間で有名な話である。

 ステッキを置くまで残り1ヶ月となったこのタイミングで、そのシルバーステートの産駒であり、大器とも評されるカルロヴェローチェの手綱を取る機会がやってきたのも何かの縁か。

 クラシックでタッグを組むことは叶わないものの、「規格外の馬だった」「そのエンジン性能にボディが持たなかった」とまで絶賛した馬の仔をどう導き、そしてどのように後任に繋ぐのか期待して見ておきたいところである。

「なおカルロヴェローチェの祖母で、現役時代にJRA重賞5勝をあげたシーイズトウショウが今月7日に23歳で他界。白梅賞では同馬に捧げる白星を飾ることができるかにも注目したいところです」(同)

 本馬が巻き返せば春クラシックがより一層盛り上がりを増すことは間違いないだろう。果たしてどのような走りを見せてくれるだろうか。

GJ 編集部

GJ 編集部

真剣勝負の裏にある真実に切り込むニュースサイト「GJ」の編集部です。これまで作成した記事は10000本以上。競馬歴10年超えの情報通が業界の「しがらみ」を取り払った「本音」や「真実」にも臆することなく、他のサイトとは一線を画したニュース、サービス提供を行っています。

真剣勝負の真実に切り込むニュースサイト「GJ」

Twitter:@GJ_koushiki

Instagram:@goraku.horse.racing0505

「伝説の新馬戦」圧勝の大器と福永祐一が新コンビ! 復権へ負けられない一戦のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  2. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”
  3. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  4. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  5. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  6. JRA「一寸先は闇」のような勢力図の激変…注目集めた若手同期の明と暗、あの「お騒がせ騎手」が佐々木大輔に続くブレイク?
  7. 【天皇賞・春】菱田裕二「師弟コンビ」で悲願の初G1制覇へ! 川田将雅、C.ルメール不在もチャンス、「勝率5割」のデータが人馬を後押し
  8. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  9. 本命馬が出遅れたら「自分の勘を疑うべき」なのはなぜか?キャプテン渡辺が考える「今日はダメだサイン」2つ【徒然なる神のくず競馬トーク】
  10. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨