GJ > 競馬ニュース > 福永祐一「ラストライド」の中京で同期が泥沼の大不振! 連敗続くG1ジョッキーも複数、今年まだ勝利なしの騎手は誰?
NEW

JRA福永祐一「ラストライド」の中京で同期が泥沼の大不振! 連敗続くG1ジョッキーも複数、今年まだ勝利なしの騎手は誰?

【この記事のキーワード】, ,
JRA福永祐一「ラストライド」の中京で同期が泥沼の大不振! 連敗続くG1ジョッキーも複数、今年まだ勝利なしの騎手は誰?の画像1
福永祐一騎手

 2月一杯で騎手を引退し、3月から調教師に転身するため、先週末の開催で中京ラストライドとなった福永祐一騎手。自身も得意と自負する競馬場で土日合わせて4勝を挙げる活躍を見せた。

「中京は初騎乗初勝利や、大きなケガもあって、とても思い入れのある競馬場。きょう一日は、かみしめながら乗りました。最後の日に3勝することができて良かった」

 そう振り返った名手は、チャンピオンズC(G1)の優勝こそなかったが、高松宮記念(G1)を3勝(2004年サニングデール、16年ビッグアーサー、19年ミスターメロディ)した舞台との別れを惜しんだ。今週末は土曜の小倉に参戦、日曜は東京新聞杯(G3)でジャスティンカフェに騎乗する見込みだ。

JRA福永祐一「ラストライド」の中京で同期が泥沼の大不振! 連敗続くG1ジョッキーも複数、今年まだ勝利なしの騎手は誰?の画像2
和田竜二騎手

 そんな華々しい活躍を見せた福永騎手に対し、同じくデビュー28年目を迎えた同期の和田竜二騎手は、泥沼ともいえる長いトンネルに苦しんでいる。

 和田竜騎手といえば、テイエムオペラオーとのコンビでG1・7勝を挙げ、2000年には現在では珍しい秋古馬三冠も達成した手腕の持ち主だ。近年のJRA・G1勝利は、18年の宝塚記念(ミッキーロケット)から遠ざかっているが、まだまだ一線級の騎手として期待されている存在である。

 しかし、先週末の中京開催で土日合わせて22鞍に騎乗しながら未勝利。今年88鞍に騎乗して勝てなかっただけでなく、昨年の11月19日から続く敗戦もこれで「196連敗」まで伸びてしまった。この調子なら大台の「200連敗」も現実味を帯びてくるだろう。

 また、和田竜騎手以外にも今年まだ初白星を挙げることのできていない騎手がいる。以下は20鞍以上に騎乗していた騎手の成績一覧である。

■2023年未勝利の騎手の平均着順と人気(敬称略)

北村友一 0- 0- 6-37/43、8.8着、7.0人気
和田竜二 0- 6- 8-74/88、7.1着、7.2人気
石橋脩  0- 2- 3-27/32、8.2着、7.7人気
松田大作 0- 0- 0-23/23、9.8着、9.8人気
野中悠太郎 0- 0- 1-23/24、8.6着、10.1人気
勝浦正樹  0- 0- 3-28/31、9.2着、10.1人気
小林凌大  0- 0- 0-28/28、8.5着、10.3人気
小沢大仁  0- 2- 0-45/47、9.5着、10.6人気
武藤雅   0- 0- 0-32/32、9.9着、10.8人気
小林脩斗  0- 0- 0-36/36、12.0着、10.8人気
荻野極   0- 0- 1-28/29、10.0着、11.0人気
武士沢友  0- 1- 0-20/21、10.1着、11.6人気
西塚洸二  0- 0- 0-28/28、10.1着、11.9人気
秋山稔樹  0- 2- 0-24/26、10.0着、12.0人気
鷲頭虎太  0- 1- 1-26/28、10.0着、12.1人気
江田照男  0- 1- 2-23/26、9.8着、12.2人気
山田敬士  0- 0- 0-30/30、11.2着、13.2人気

 和田竜騎手の数字が突出しているものの、平均人気で上回る北村友一騎手の他に石橋脩騎手、昨年のスプリンターズSでG1初勝利を挙げた荻野極騎手らの名前もあった。

 勝利は時の運ともいわれるが、1月の開催も終了し、今週末からは早くも2月に突入する中央競馬。連敗の続く騎手たちもそろそろ初日を出したいところだ。

高城陽

高城陽

大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

JRA福永祐一「ラストライド」の中京で同期が泥沼の大不振! 連敗続くG1ジョッキーも複数、今年まだ勝利なしの騎手は誰?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  2. 【天皇賞・春(G1)】武豊×ドウデュースの復活勝利も霞むC.ルメールの神騎乗! 「死枠」克服を完璧に読み切った古馬王道路線の鬼が降臨
  3. JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
  4. 【天皇賞・春】横山典弘「前ポツン」にファンは狂喜乱舞? 20年前の逃亡劇再現あるか……マテンロウレオ陣営も不気味なコメント
  5. C.ルメール「ダービーは絶対大丈夫」復帰いよいよ秒読み! ドウデュース武豊と同じく騎乗数セーブ予想も…春G1で復活インタビューとなるか
  6. 【天皇賞・春】春G1「勝利の方程式」がまたまた出現!14番テーオーロイヤルに“やり過ぎ感”…思い出したい「待て、あわてるな、これは孔明の罠だ」の声
  7. 【青葉賞】実力派中堅が「88連敗中」の不思議…越えておきたいG2の壁、「スランプ突入」木村哲也厩舎の救世主となれるか
  8. “ルメール依存症”が日本ダービーにも影響?春のG1シーズンで思わぬ誤算…「28連敗」の敏腕トレーナーに試練のトライアル
  9. UAE競馬史上「最強」のジョッキーが短期免許で日本初参戦! ステレンボッシュ、シックスペンスの名門も「いい馬を用意している」
  10. 【天皇賞・春】関東クラシック馬タスティエーラ、ドゥレッツァVS関西テーオーロイヤル、ディープボンドら最強ステイヤー軍団。激戦の鍵を握る“第3の刺客!?”