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川田将雅「お手馬多すぎ」問題浮上!? 春クラシック前に“究極決断”不可避か

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川田将雅騎手 撮影:Ruriko.I

 5日に行われたきさらぎ賞(G3)は、直線で抜け出した1番人気フリームファクシが、オープンファイアの追撃をアタマ差で振り切って優勝。未勝利戦から一気の3連勝で春クラシックの主役候補に躍り出た。

 全レースで手綱を取り続けている川田将雅騎手もレース後、「ポテンシャル的にはG1にも手が届く馬」と太鼓判。所有する金子真人オーナーとのタッグで、2016年のマカヒキ以来となる日本ダービー(G1)制覇も見えてきたかもしれない。

 なお先週はこのレースを含めて6勝の大活躍を見せた川田騎手だが、今週もクラシック候補のダノンザタイガー(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)と12日、東京で開催される共同通信杯(G3)に参戦する予定だ。

 20年のセレクトセールにおいて約3億円で取引されたハーツクライ産駒の大器は、ここまで3戦1勝。前走の東京スポーツ杯2歳S(G2)は差し届かず2着に敗れたが、川田騎手は「素晴らしい背中をしている馬」「来年の春が楽しみ」と話すなど、悲観している様子は全くと言っていいほどなかった。

 美浦のウッドコースで行われた1週前追い切りには、その川田騎手が栗東から駆け付けて跨り、3頭併せで最先着。仕上がりも順調なようで、管理する国枝師は「できれば次に自信を持って行けるように、勝ってほしいよね」とのコメントを『デイリースポーツ』が報じている。

『netkeiba.com』の想定オッズでも8日の時点で、やや抜けた1番人気の支持。ここで結果を出して春クラシックに挑むことになれば、川田騎手は先述のフリームファクシとどちらを相棒に選ぶべきか、大いに頭を悩ますことになりそうだ。

 ただ、川田騎手の3歳牡馬路線のお手馬候補は、何もこの2頭だけではない。

「お手馬多すぎ」問題浮上!?

 昨年の朝日杯FS(G1)で手綱を取り、勝ち馬のドルチェモアからクビ差の2着に好走したダノンタッチダウンも、次戦は皐月賞(G1)への直行を予定している。

 同馬は20年のホープフルS(G1)を勝ったダノンザキッドの半弟にあたる良血。父がロードカナロアに替わったため適性はややマイル寄りかもしれないが、管理するのは川田騎手の師匠・安田隆行調教師だ。

 同師は来年2月に定年を迎えるため、今年が実質的なラストイヤーとなる。安田隆師にしても弟子の川田騎手にしても、師弟コンビで最後のクラシックに臨みたいという思いは強いかもしれない。

「ただ、川田騎手にしてみればフリームファクシもマカヒキやラブリーデイなどでお世話になっている金子オーナーの所有馬。共同通信杯に出走予定のダノンザタイガーにも非常に高い評価を下しているだけに、このまま行くと春クラシックを前に難しい判断を迫られることは避けられないかもしれません。

なお同騎手は他にも、2連勝でアイビーS(L)を勝った中内田充正厩舎のチャンスザローゼスや、キタサンブラック産駒の大器グランヴィノスなども候補にいることから、ネット上などの一部ファンからは『お手馬多すぎ』といった声も上がっています」(競馬誌ライター)

 2022年度は史上4人目となる騎手大賞に輝いた川田騎手。現在の状況は超売れっ子の宿命であるともいえるかもしれない。今春はこの男がどの馬をパートナーに選ぶのかも見どころの1つになりそうだ。

GJ 編集部

GJ 編集部

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