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【ファルコンS(G3)展望】武豊が「名門牧場の忘れ形見」とコンビ結成! データから浮上「前走マイル重賞で好走」した2頭が中心!?

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 18日、3歳短距離重賞のファルコンS(G3)が中京の芝1400mを舞台に行われる。

 このレースの特徴の一つが前走1400m未満を走っていた「距離延長組」が大苦戦していること。過去10年の成績は「0-0-1-41」とさっぱりだ。

 一方で、「距離短縮組」と「同距離組」は拮抗。中でも活躍が目立つのは、前走でマイル重賞を走っていた馬である。

 今年の想定メンバーの中で、好走条件に合致するのはバグラダス(牡3歳、美浦・嘉藤貴行厩舎)とペースセッティング(牡3歳、栗東・安田隆行厩舎)の2頭。このうち朝日杯FS(G1)5着のバグラダスを先に取り上げたい。

 父はダートサイアーのイメージが強いマジェスティックウォリアーで、実際に昨夏に福島のダート1150mというマイナー条件でデビュー。軽快なスピードを見せて逃げ切りVを飾ると、次走は新潟2歳S(G3)に挑戦した。

 ダートで勝ち上がったこともあって11頭立ての10番人気という低評価だったバグラダスだが、芝でも単騎で逃げの手を打つと、新潟の長い直線で見せ場たっぷりの4着に粘り込んだ。

 3戦目は秋の東京で1ハロン距離を短縮して芝1400mの1勝クラスに出走。ここで初めて控える競馬を試すと、中団前目の4番手から直線で先行馬を交わし、最後は外から追い込んできたティニアを半馬身差で退け、2勝目を飾った。

 そして前走の朝日杯FSでも先行馬を前に見る形で進めて、掲示板を確保。初騎乗の吉田隼人騎手が「マイルまでは対応できると思いますが、ごつい体なので短いところ向き」と話したように1400mの今回は前走以上のパフォーマンスに期待がかかる。

 鞍上を務めるのは3度目コンビを組む菅原明良騎手。2勝目を挙げた際には「これからメンタル面が落ち着いてくれば」とコメントしていたが、3か月ぶりの実戦で気性面に成長があれば、ここはあっさりクリアもあるだろう。

 一方のペースセッティングはシンザン記念(G3)以来、2か月半ぶりの実戦。その前走はB.ムルザバエフ騎手がハナを切っての2着だった。

 最後はライトクオンタムの急襲には屈したが、2ハロン目から6ハロン連続で11秒台のラップを刻み緩みのないペースを考えれば、勝ち馬と1馬身差なら上出来だったといえるだろう。3着のトーホウガレオンには1馬身差をつけており、賞金加算に成功したのも大きかった。

 シンザン記念では初マイルを難なくこなしたが、適性的には1200~1400m寄りのスプリンター。実際に昨年9月の未勝利戦では目下スプリント戦で4連勝中のビッグシーザーを3馬身ちぎっている。

 その馬名通りに今回も自らレースの主導権を握って、2勝目ゲットはなるか。初コンビを組む岩田康誠騎手の手綱さばきにも注目したい。

 テラステラ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)は、昨年12月の万両賞(2歳1勝クラス)で、ペースセッティングをクビ差で下し、未勝利戦から2連勝を飾った。

 勝ち上がりには4戦を要したが、近2走は好位から抜け出す競馬が板についてきた印象。血統的に半兄キングエルメスが21年京王杯2歳S(G2)を勝っており、1400mの距離もピッタリだ。

 “世界の矢作厩舎”からまたもや大物候補の誕生はなるか。鞍上はブレーク中の愛弟子・坂井瑠星騎手が務める。

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