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【名古屋大賞典(G3)予想】ハギノアレグリアス、ニューモニュメントは消し!敢えての人気薄推奨で狙う特大万馬券

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 16日に名古屋競馬場にて開催される中距離の交流重賞、名古屋大賞典(G3)を予想していく。

 今年、名古屋競馬場が移転して初めて開催されるこのレース。昨年まではダート1900mで行われていたが、2000mに条件が替わった。過去10年でJRA勢10勝と交流重賞では当たり前のようなフレーズだが、圧倒的にJRA勢優勢である。

 過去の勝ち馬を見ても昨年、一昨年と連覇したクリンチャーをはじめケイティブレイブ、ホッコータルマエ、エスポワールシチーやスマートファルコンなどJRAのダートの名馬の名前が並ぶ。

 直近で勝った地方馬はちょうど20年前の2003年まで遡ることとなる。地方馬に勝ち目がないかと言うと、昨年と17年の3着に地方馬が入っており、JRA勢に割って入るだけの実力馬がいれば一発もあり得る。

 正直、過去の傾向も堅い決着がほとんどなのだが、それでは馬券を買う面白みもないというもの。そこで「◎」は9番ジンギとする。

 昨年、5年ぶりに地方馬の意地を見せて3着に食い込んだのがこの馬。近走も地元園田で好調ぶりを見せており、昨年のこのレース3着の後、5走して2勝2着2回3着1回とパーフェクトな成績。地方とは言えすべて重賞であり、7歳馬とは思えない活躍をしている。

 33戦すべて地方でのレースになるが、馬券圏外に飛んだのがわずか3回、しかもいずれも4着と掲示板を確保しているのだから恐れ入る。そのうちの1回が一昨年の名古屋大賞典なので、交流重賞自体このレース以外に出走していないのだが相性もいいのだろう。

 JRA勢はハイレベルなメンバーがそろったが、一発ならこの馬だろう。

「○」は人気がないところから2番ケイアイパープルを挙げる。

 昨年の2着馬だが、3走前に白山大賞典(G3)を勝っているものの、その後の浦和記念(G2)や名古屋グランプリ(G2)では掲示板までというところで、多少調子を落としている可能性はある。

 とは言え、昨年は8走して交流重賞を2勝しているほか、平安S(G3)でも2着に入るなど相応以上の活躍はしている。半分は馬券圏外に飛んでいるが、それでも掲示板を確保しているので、大崩れしていないのも推しどころのひとつだ。

 昨年は初戦の佐賀記念(G3)を勝ってスタートを切っており、今年の初戦となるこのレースでも昨年の再現があることを期待して対抗としてみる。

「▲」は人気サイドの6番バーデンヴァイラーを推す。

 21年12月にオープン入りして以降、中央のオープン戦を勝って重賞に挑戦しているが、5戦して2勝。残りは二ケタ着順と極端な戦績が残っている。この重賞2勝がいずれも交流重賞。一方、大敗したのがJRA重賞ということで、チャンピオンズC(G1)の大敗は致し方ないにしても、G3でも人気を背負って大敗しているので、よほど中央のダート重賞と相性が悪いのだろう。

 昨年はそのチャンピオンズCの14着でシーズンを終了しているが、今年初戦の佐賀記念では積極策が功を奏したかきっちり勝利したように、調子はいいと思われる。交流重賞なら無双しそうな戦績だけに、ここでも勝ち負けまで期待できる。ただし、名古屋は初めてなのでその分だけ割り引いている。

「△」は5番アルサトワと、大穴の地方馬8番コンビーノの2頭とする。

 アルサトワはここまで20戦のキャリアすべてが芝でのレースで、ダートは初挑戦となる。近3走の重賞がいずれも二ケタ着順に大敗しており、頭打ちになったと見た陣営が活路を見いだすために、あるいは気分転換のためにダートへの転戦を決意したものと考えられる。

 当然、ダートの実績がないので、いかほど走るかは未知数である。これまでの戦績を見る限り渋った馬場は苦手なようで良績が残っていない。軽い馬場の方がいいのだろう。ただ、上がりタイムを見ると上位に来たことがわずか2回しかなく、前目につけて押し切るタイプのようだ。となると、パワー型の馬である可能性がある。

 ルーラーシップ産駒の一流馬は芝に集中しているが、芝・ダートで産駒の勝率に大きな差はない。また、母親はダートの中距離に良績が残っているため、母系のポテンシャルを発揮できれば初ダートで一発も不可能ではない。可能性に懸けて押さえてみたい。

 コンビーノは地元名古屋の4歳牝馬だが、交流重賞出走の経験はおろか、実は地方重賞の勝ち星もない。昨年夏から秋にかけて3戦して2着2回3着1回と、勝つところまではいかなかったのだ。

 ただ、近走はオープン戦や特別戦を使われて、4戦で2勝2着2回とパーフェクトな成績を残している。牝馬らしく上がり勝負ができる馬で、昨年17走して上がりタイムが上位3位内に入らなかったのは1度だけ。前からでも中団からでもいい脚を使って来られるのは好材料。

 いかんせん、このメンバーでは格下もいいところではあるが、その分斤量も52kgと恵まれたのは面白い。

 JRA勢では3番ハギノアレグリアスと7番ニューモニュメントの2頭が人気するのは必至だが、ハギノアレグリアスは交流重賞が初挑戦。前走の東海S(G2)や2走前のみやこS(G3)ではいい競馬をして2着を確保したが、地方ならではの砂質に対応できるかどうかが懸念として残る。

 また、ニューモニュメントは前走川崎記念(G1)が交流重賞初挑戦で、いきなり3着に入ったこと、着差はついたが相手がウシュバテソーロとテーオーケインズだったことを考えれば善戦したと言え、ここで人気するのは納得である。

 だが、この1戦で交流重賞でも好戦できると判断するのは早計だろう。特に前で競馬できない馬だけに、地方の小回りと短い直線でいつもの脚が使えるかは疑問が残る。

 ということで無理矢理かもしれないが、この人気2頭は消しておきたい。

 今回は2番、5番、6番、8番、9番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。コンビーノあたりが突っ込んでくれば、特大万馬券にも期待できそうだ。

トーラス神田

トーラス神田

オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

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