去年は3連単278万円の大波乱! 群雄割拠の高松宮記念(G1)で波乱の立役者となるのは

26日に開催される高松宮記念(G1)は、確固たる主役が不在ということもあり、一筋縄ではいかないレースになりそうだ。それに加えて、今週の中京は雨の影響で良馬場を望めそうにないことも競馬ファンを悩ませそうである。3連単の払戻が278万円になった昨年の再現を期待するファンも少なくはないはずだ。
新勢力や既存の有力馬が揃う中、2年連続このレースで4着と好走しているトゥラヴェスーラ(牡8歳、栗東・高橋康之厩舎)の一発に期待したい。状態もよさそうで、8歳とは思えないほどのピカピカな馬体も目立ち、体調の良さを示す銭形模様が全身に現れていた。栗東の坂路で行われた2週前の追い切りでは、自己ベストとなる4F49秒5の時計を出してもいる。迫力があるフットワークは年齢的な衰えを感じさせない。
同馬を管理する高橋康調教師は「思ったよりストライドが伸び、同じ完歩で上がっているがいつもより時計が出ている」と状態の良さをアピールする。去年の阪神カップ(G2)以来、約3カ月ぶりのレースになるが態勢は整っているようだ。
とはいえ、同レースの8歳の過去10年の成績は(0.0.0.21)の数字が示す通り、苦戦が続いている。やはり8歳という年齢が影響しているのだろうか。歴史を遡れば、8歳で馬券に絡んだ馬は2011年の覇者キンシャサノキセキがいるが、こちらは高松宮記念を連覇した馬。重賞未勝利馬と比べるには分が悪い。
しかし、それでも期待したくなるのは、この舞台と相性が悪くないことだ。一昨年は勝ち馬から0.2秒差で昨年は0.1秒差と、展開の助けさえあれば馬券圏内に突入しても不思議ではないだろう。
近走も物足りなさを感じるレースが続いたものの、不完全燃焼に終わっていたことも見逃せない。昨年のスプリンターズS(G1)は、4コーナーから最後の直線で前が塞がるような格好で0.3秒差の7着、当時の中山はレース後に騎手から内枠が有利過ぎるという声が出た馬場状態。外目の11番枠でこの結果なら評価を落とすほどではない。
また、2走前のスワンS(G2)でもダイアトニックと0.2秒差の4着。前走の阪神Cこそ8着と崩れたが、それでも0.2秒差の8着と善戦。この時手綱を取った鮫島克駿騎手が「3コーナーで前がゴチャついて外に切り替えないと危ないと感じた」と振り返ったように、内枠から大外に持ち出す道中のロスが響いた結果といえる。
あと一歩足りないレースぶりからの脱却に味方してくれそうなのが当日の雨予報だ。高松宮記念は昨年、一昨年と2年連続重馬場で開催されたが、いずれも4着なら道悪も苦にしないトゥラヴェスーラには歓迎。陣営から「ひと雨降れば面白い」というコメントが出ていることも心強い。
24日現在、『netkeiba.com』が公開している単勝予想オッズによると、トゥラヴェスーラは13番人気の大穴となっていた。実力の割に過小評価されているようなら、ぜひお勧めしたい1頭である。
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