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リバティアイランド「三冠当確」ラインは単勝オッズ次第!? アーモンドアイ、ジェンティルドンナを抑えた歴代最高支持は武豊とコンビ

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リバティアイランド 撮影:Ruriko.I

 スタートの時が刻一刻と迫る秋華賞(G1)。言わずもがなだが、最大の注目は圧倒的人気が予想されるリバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)が牝馬三冠を達成するかどうかだろう。

 一冠目の桜花賞(G1)は4コーナー16番手という厳しい位置取りから次元の違う末脚で差し切り勝ち。オークス(G1)では打って変わって、好位追走から抜け出す優等生の競馬で2着のハーパーに6馬身という決定的な差をつけた。手綱を任されているのが昨年のリーディングジョッキーである川田将雅騎手なら、もはや死角らしい死角は見当たらないといっていい。

 さらに、秋華賞の出走メンバーを見渡す限り、ローズS(G2)を勝ったマスクトディーヴァ以外の馬とは、ほぼ勝負付けも済んでいる。そのため『netkeiba.com』で公開されていた単勝予想オッズでも、13日現在で1.3倍という断トツ人気となったのも当然だろう。

 なお今年で28回目を迎える秋華賞だが、過去に単勝オッズ1倍台でレースを迎えた馬は11頭いる。

 それらの馬の成績を見ると【5-2-1-3/11】となっており、その勝率は45%。単勝1倍台の大本命にしては、約2回に1回負けている計算であり、思いのほか勝ち切れていないといえるかもしれない。一昨年は単勝1.9倍だったソダシが直線で伸びきれず、10着と大きく期待を裏切ったことはまだ記憶に新しい。

 ただ、同じ単勝オッズ1倍台の馬でも、ほぼ当確といっていいラインが存在していることも事実。この条件をクリアするかどうかが、一応の目安となりそうだ。

 その条件といってよさそうなのが、単勝オッズ1.4倍を超えるかどうかである。以下は、単勝1倍台の馬が出走した秋華賞と、その成績である。

■秋華賞に単勝1倍台で出走した馬

1996年 エアグルーヴ(1.7倍)10着
1997年 メジロドーベル(1.7倍)1着
2002年 ファインモーション(1.1倍)1着
2004年 ダンスインザムード(1.7倍)4着
2005年 ラインクラフト(1.8倍)2着
2009年 ブエナビスタ(1.8倍)2位入線3位降着
2012年 ジェンティルドンナ(1.3倍)1着
2014年 ヌーヴォレコルト(1.5倍)2着
2018年 アーモンドアイ(1.3倍)1着
2020年 デアリングタクト(1.4倍)1着
2021年 ソダシ(1.9倍)10着

 ご覧のように単勝オッズが1.5倍以上だった馬で勝利したのはメジロドーベル1頭のみの1勝6敗と振るわない。

 これに対し、単勝オッズが1.4倍以下の人気だった場合は、4戦4勝のパーフェクト。過去のデータと傾向によると、たとえ大本命に推されても、最終的なオッズが1.4倍を超えてしまうと危険な人気馬となってしまう可能性が高そうだ。

 あくまで参考情報のひとつに過ぎないが、リバティアイランドの単勝を買う予定のファンにとっては、気になるデータとなるのではないか。

 ちなみに過去27回行われた秋華賞のうち、最も支持を集めた馬は、単勝オッズ1.1倍に推された2002年のファインモーションである。これは、春の牝馬二冠を制していたアーモンドアイとジェンティルドンナの1.3倍、ブエナビスタの1.8倍を上回る支持率でもあった。

 同馬はジャパンC(G1)を勝ったピルサドスキーの半妹にあたる良血。デビュー前に跨った武豊騎手があまりの力強さに牡馬と勘違いしたらしく、管理する伊藤雄二元調教師に「この馬でダービーに行きましょう」と発言したという逸話まで残っている。

 外国産馬は当時クラシックの出走権がなかったため、新馬戦を勝った後は春二冠をパスして成長放牧に出された同馬。3歳夏にカムバックすると、復帰戦と続く阿寒湖特別(1000万下・当時)を共に5馬身差、前哨戦のローズSを3馬身差で圧勝。武豊騎手とのコンビで臨んだ本番の秋華賞でも勢いそのままに、3馬身半差で快勝してみせた。

 ファインモーションはG1のタイトルはおろか、これがビッグレース初出走。同年の桜花賞馬アローキャリー、オークス馬のスマイルトゥモローが共に不参戦だったとはいえ、初のG1挑戦で単勝1.1倍の支持を集めたことはある意味異常だったといえるかもしれない。

 果たして当日、リバティアイランドはどれだけの支持を集めることになるだろうか。単勝1.4倍以下となるようなら、史上7頭目の三冠牝馬の誕生が現実となる可能性は非常に高いだろう。

GJ 編集部

GJ 編集部

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