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三冠王手リバティアイランドに「あの伏兵」が待ったをかける? ハーパーでもマスクトディーヴァでもない、「1000万馬券」を演出した超大穴の再来に注目

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三冠王手リバティアイランドに「あの伏兵」が待ったをかける? ハーパーでもマスクトディーヴァでもない、「1000万馬券」を演出した超大穴の再来に注目の画像1
リバティアイランド 撮影:Ruriko.I

 15日に京都競馬場で行われる牝馬三冠レースの最終戦・秋華賞(G1)。

 最も注目を集めるのは桜花賞(G1)とオークス(G1)を圧巻の末脚で制した二冠馬リバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)だろう。

 夏の休養期間中に馬体もすくすくと成長しており、前走時に466kgだった体重は9月12日の帰厩時には511kgまで増えていた。50kg近い増量を危惧する声が出ていたものの、今月12日にJRAが発表した「調教後の馬体重」では490kg。順調な調整過程で大幅なダイエットに成功した。

 1週前追い切りに騎乗した川田将雅騎手は「増えすぎたのかなと懸念した部分もそんなことはなく、いい意味で変化を感じづらい雰囲気でした」と評価しており、成長も感じているようだ。

 心身ともに充実期を迎えつつあるリバティアイランドに向かうところ敵なしか……。そんな一強ムードが漂う中で、三冠を阻止せんとするライバル達にも注目しておきたい。

 対抗格として有力視されているのはオークス2着馬ハーパー、ローズS(G2)をレコード勝ちしたマスクトディーヴァなどだ。

「あの伏兵」が待ったをかける?

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ラヴェル 撮影:Ruriko.I

 しかし、あえて「伏兵」として採り上げてみたいのは、「リバティアイランドに唯一勝利したことのある馬」こと、アルテミスS(G3)の覇者ラヴェル(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)だ。

 近走4レースで着外に敗れたラヴェルは、お世辞にも好調とは言えないものの、過去の秋華賞で大穴を開けたある馬との境遇に似ている。

 それが、2008年の優勝馬ブラックエンブレムである。本馬とラヴェルは秋華賞までのレース成績が非常によく似ているのだ。G3レースで勝利したものの桜花賞は2桁着順。続くオークスでは4着。その次のローズSでも2桁着順となっている。

 またブラックエンブレムは、秋華賞を11番人気の超人気薄で制し、3連単の払戻が1098万2020円という大波乱の立役者となった。ラヴェルも『netkeiba.com』が、12日時点に公開している単勝予想オッズで11番人気。完全一致とはいかなくとも、似たような評価で当日を迎えそうだ。

 そしてラヴェルの鞍上が坂井瑠星騎手である点にも期待したい。昨年の秋華賞で二冠牝馬スターズオンアースの三冠を阻止したスタニングローズの手綱を取っていたのが、ほかならぬ坂井騎手だった。

 リバティアイランドが強敵であることは間違いないが、3枠6番を引いたライバルに対し、ラヴェルは7枠13番の外に入った。マークの集中する大本命が、馬群を捌くのに手間取るようならチャンスはあるはずだ。

GJ 編集部

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