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「81連敗回避」藤田菜七子の陰で苦戦の今村聖奈、ルーキーイヤーは武豊、福永祐一に匹敵も…成績以外にもファンから心配の声

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「81連敗回避」藤田菜七子の陰で苦戦の今村聖奈、ルーキーイヤーは武豊、福永祐一に匹敵も…成績以外にもファンから心配の声の画像1
藤田菜七子騎手 撮影:Ruriko.I

 17日、中山最終12Rの4歳以上2勝クラスは、5番人気ヨリノサファイヤが8馬身差の大楽勝。騎乗した藤田菜七子騎手は今年81戦目にして嬉しい初勝利となった。

 待望の初白星に藤田騎手はレース後、「なかなか勝てず苦しかったですが、たくさん乗せていただいたこともあり、こうして勝てて良かったです」と安堵のコメント。ウイナーズサークルでは久々のナナコスマイルも弾け、サインを求めるファンの姿も多く見受けられた。

 ここ数年は若手騎手の台頭もあってか年間10勝前後が続いているが、2019年には43勝をマークした腕の持ち主でもある。近頃のうっぷんを一気に晴らすような圧勝劇だっただけに、次週からの巻き返しも期待できそうだ。

「81連敗回避」藤田菜七子の陰で苦戦の今村聖奈、ルーキーイヤーは武豊、福永祐一に匹敵も…成績以外にもファンから心配の声の画像2
今村聖奈騎手 撮影:Ruriko.I

 その一方で、藤田騎手を上回る年間51勝のJRA女性騎手最多勝利記録を持つ今村聖奈騎手の調子がなかなか上がってこない。

 一昨年3月にすい星のごとく現れたニューヒロインは、毎週のように白星を積み上げて同年51勝をマーク。新人騎手の50勝以上は武豊騎手や福永祐一元騎手(現調教師)に並んで史上5人目だったことからも、今村騎手がどれだけの偉業を成し遂げたのかが分かるだろう。

 ただ昨年はスマートフォンの不適切使用により30日間の騎乗停止もあった上、2年目のジンクスにも苦しんだのか勝ち星は25と半減。それだけに巻き返しが期待された今年だったが、1月にファストレーンとのコンビで初白星を挙げた後は連敗街道に突入してしまい、先週終了時点でわずか1勝に留まっている。

「先月18日の小倉大賞典(G3)では10番人気セルバーグを好騎乗で3着に導き波乱を演出。これをきっかけに再浮上も期待されましたが、もうひとつ波に乗れませんね。唯一の白星であるファストレーンとのコンビでは10日の3歳1勝クラスに挑み6番人気に支持されましたが、出遅れが響き9着に敗れています。

ちなみに17日にようやく初勝利を挙げた藤田騎手が今年81戦1勝なのに対し、今村騎手は87戦1勝。勝率1.1%は今月デビューしたばかりの新人・大江原比呂騎手を除くとJRA女性騎手で最も低い数字となります」(競馬誌ライター)

成績以外にもファンから心配の声…

 先述の通り、ルーキーイヤーは武豊騎手や福永元騎手に匹敵するほどの大活躍を見せた今村騎手。同年には重賞初騎乗初勝利という快挙も達成していたことを考えると、昨今はかなり寂しい成績である。

 また、今村騎手は別のところでもファンを心配させているようだ。

「今村騎手といえば昨年3月から『日刊スポーツ』で自身のコラム『今村聖奈のLovelyDays』を連載中。毎週金曜と土曜の夜に更新され、週末の騎乗馬についての掘り下げやプライベートでの出来事がつづられており、チェックしているファンも多いと思いますが、先週は両日とも休載だったんですよ。

なお昨年9月にも休載したことがあったのですが、このときは騎乗馬がいなかったことが理由。ただ今回は土日ともに中京で騎乗馬がいただけに残念です。

そのためファンからは『今週のコラムはどうしてお休みなんだろう』『毎週楽しみにしているのに』『せめて休載の理由が知りたい』などといった心配する声も聞かれました」(同)

 先週休載したことで現在のところ最新の記事となっている9日の同コラムで今村騎手は、小学生の頃からこの時期になると毎年のように花粉症に悩まされているとつづっていた。

 苦戦が続く今村騎手だが、1つの勝利をきっかけに潮目が変わる可能性も十分ある。今週末こそ久々の白星となるだろうか。

GJ 編集部

GJ 編集部

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