真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.04.09 13:05
「彼女が一番」武豊に長年の思い人ーー 「盟友」と同じくらい大事な、思い出の桜花賞馬との「幻想」と感動秘話
文=浅井宗次郎
その後も武豊は、シャダイカグラという牝馬に対して「(たくさんの馬に乗ったが)彼女が一番の美女です」。さらには最も印象に残っている馬は何ですかという問いに「牡馬ではディープインパクト。牝馬ではシャダイカグラ」と、あの近代競馬を代表する歴史的名馬と並べるほどの溺愛ぶり。
何故、G1を100勝以上している武豊が、そのうちの1勝しか挙げていないシャダイカグラに未だ”ぞっこん”なのか……。
それは、シャダイカグラの最後のレースとなったエリザベス女王杯。道中で靭帯が断裂する致命的な事故に遭いながらも、自分の背に乗っている”最愛の男”の身の安全を思い、転倒することなくゴールまで走り抜いた彼女の心意気に、武豊が心底惚れているからではないだろうか。
軽々と上がり33秒台を叩き出し、最後方から全馬を抜き去るディープインパクトとの上がり3ハロンは、武豊にとって至福の記憶だろう。
しかし、シャダイカグラと共に最後に”歩んだ”エリザベス女王杯の上がり4ハロン「57.5秒」は、未だ武豊に忘れられない切なさを残しているのかもしれない。
(文=浅井宗次郎)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!