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2017.11.01 07:14

JRAの名門・松田国英厩舎が重賞勝ち「0」に「1月以降・出走ナシ」の衝撃。 助手が「未成年買春」で逮捕されるなど、低迷に歯止め掛からず……
編集部
関西の名門・松田国英厩舎が不振に喘いでいる。
ファンから「マツクニ」の愛称で親しまれている松田国英調教師は、近代競馬の礎を築いた名伯楽と述べても差し支えない大物だ。ディープインパクトと共に近代競馬を支える「2大種牡馬」キングカメハメハを手掛けたことは、あまりに有名。
最強牝馬ダイワスカーレットだけでなく、その生涯のライバルとなったウオッカの父タニノギムレットを管理したのも松田国調教師だ。他にもカレンチャンやスリープレスナイト、現役ではアエロリットやホワイトフーガを輩出したクロフネも師の管理馬である。
また、松田調教師は「馬」だけでなく、「人」に関しても今の競馬界の多大な貢献を残している。例えば今年の菊花賞馬キセキなどを手掛ける角居勝彦調教師や、昨年のダービー馬マカヒキを管理する友道康夫調教師といったところは、かつて松田国厩舎で研鑽を積み、今では押しも押されもせぬ超一流の調教師に成長した。
他にも今年の牝馬クラシックを沸かせたファンディーナを管理する高野友和調教師や、ダートG1・10勝を誇るコパノリッキーの村山明調教師も元は松田国厩舎の門下と、紛れもなく今なお競馬界に巨大な影響力を持つ大人物だ。
しかし、そんな松田国厩舎が現在18勝のリーディング54位(11月1日現在)と苦戦している。
いや、勝ち星自体はそこまで深刻な状況ではない。何故なら、松田国厩舎は勝ち星よりも「一発長打」で名を馳せてきた名門だからだ。これまで通算559勝(JRAのみ)を上げる一方で、重賞は57勝(うちG1・13勝)を誇る。つまり「10勝に1勝は重賞勝ち」という非常に大レースに強い厩舎だった。
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