真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.11.01 07:14
JRAの名門・松田国英厩舎が重賞勝ち「0」に「1月以降・出走ナシ」の衝撃。 助手が「未成年買春」で逮捕されるなど、低迷に歯止め掛からず……
編集部
松田国厩舎の関口氏の所有馬では、日本ダービーを単勝1.6倍の1番人気で敗戦したフサイチホウオーがいる。ダービー後、まるでこれまでの活躍が嘘のような不振に陥った本馬を見て、ファンの間では「マツクニ流のハードトレによって、精神的に追い込まれてしまったのではないか」という疑惑が流れた。これが松田国厩舎のフサイチ軍団による最後の重賞馬となっているのは、両者にとって何とも寂しい結末だ。
ただ、そういった事情もあり最近の松田国厩舎は、以前ほどのハードトレを敢行していない。結果的に時代の流れに歩み寄った形だが、それが逆に厩舎から個性を奪い、関係者からは「ますます成績不振に陥る要因となっているのでは」という声もあるようだ。
その一方、顕著な馬主離れが避けられない中、”トドメ”となるような事件が起こった。
2014年の4月、当時松田国厩舎の調教助手として活躍していた渡辺勉容疑者(当時)が、未成年相手の売春行為をしたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたのだ。クロフネや重賞6勝のブロードアピールといった名馬を手掛けた腕利きによるまさかの事案に、厩舎やその周囲の関係者に大きな衝撃が走ったのは述べるまでもないだろう。
厩舎にとって重大なイメージダウンとなったことは間違いないが、周囲の信頼を取り戻すには実績を残すしかなかった。2014、15年と年間20勝未満に落ち込んだ松田国厩舎だったが、昨年には31勝に回復。同時に重賞を3勝するスマートオーディンという名馬も誕生した。父は師が手掛けてNHKマイルC(G1)を勝ったダノンシャンティと、厩舎ゆかりの血統馬でもあった。
しかし、この厩舎の出世頭を巡って、またも事件が起きてしまう。スマートオーディンが、同じ関西のライバル池江泰寿厩舎へ移籍することとなったのだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!