
JRAサートゥルナーリア「危険信号」は一族の宿命!? 大阪杯(G1)エアウィンザーと互角の動きも、目覚め始める「狂気の血」
今週末の大阪杯(G1)に出走するエアウィンザー。前走の金鯱賞(G2)で連勝こそ4でストップしたが依然、大きなチャンスであることに変わりはない。
だが、27日に行われた最終追い切りで、そんな大阪杯の有力馬よりもメディアの”熱視線”を集めたのが、未知の大器サートゥルナーリア(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)だった。
2011年オルフェーヴル以来の牡馬三冠馬へ――。ここまで底知れないパフォーマンスを見せるサートゥルナーリアの「始動」がいよいよ迫ってきた。
1600万下のショパンと、大阪杯に出走するエアウィンザーとの3頭併せ馬に登場したサートゥルナーリア。この日は来月14日の皐月賞(G1)に向けた2週前追い切りだったが、最終的にはショパンを置き去りにし、エアウィンザーと併入。終始馬なりだったものの、ラスト1ハロンは11.5秒と鋭い切れを見せ、実戦間近の先輩と互角の動きを披露した。
「2週前ということで、まだ若干余裕のある体つきに見えましたし、Cウッドでは初時計。それもエアウィンザーの方は、最終追い切りということで浜中俊騎手が騎乗した”実戦モード”でした。それでいて互角の動きですから、やはり”物が違う”ようには見えますね。
陣営も『併せる馬がいなくなってしまうのが心配』と嬉しい悲鳴を上げていましたよ。OP馬揃いの角居厩舎でこれですから……もともと評判の高かった馬ですが、さらに凄みを増している印象を受けます」(競馬記者)
皐月賞へまずは順調といったところか。だが、過去に前哨戦を使わず牡馬クラシック第1弾を制した馬はいない。昨年末のホープフルS(G1)からの直行は、一昨年もレイデオロが沈んだ”掟破り”のローテーションだ。
そもそも何故、サートゥルナーリアは変則ローテで挑むことになったのだろうか。
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