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武豊マテラスカイ「大阪杯」蹴って勝算アリ!? ドバイゴールデンシャヒーン(G1)で昨年5着以上が狙える理由

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 30日にメイダン競馬場で行われるドバイゴールデンシャヒーン(G1、ダート1200m)。昨年に続き、2年連続の挑戦となるマテラスカイ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎)と武豊騎手に大きな”追い風”が吹いた。1番人気が予想された米国の最強スプリンター・ロイエイチが回避を表明したのだ。

 昨年はまだ1600万下を勝ったばかりだったマテラスカイだが、管理する森調教師がそのスピードを高く評価。世界の舞台に打って出るため武豊騎手を主戦に据えると、ドバイ側から招待を受けるためにレースVTRまで送ったという。

 レースでは3番手を追走すると、最後の直線では勝ち馬らにかわされながらも、最後まで粘り切っての5着。世界トップクラスのスプリンター相手に、堂々と渡り合って見せた。

 あれから、ちょうど1年。プロキオンS(G3)の重賞タイトルと、ダート1400mの日本レコードを引っ提げて再び世界の頂点を目指すマテラスカイ。ただ、パワーアップしたのは成績や肉体面だけでなく、精神的にも一回り大きくなって帰ってきたようだ。

「今回で2度目のドバイ遠征ということで、馬もリラックスしていたようですね。陣営も『輸送で体重が減ると思っていたけど、スムーズに行き過ぎて減らなかった。うれしい誤算』と話していましたよ。

これで現地でもハードに追い切れると見込んだ最終追い切りは、メイダン競馬場のダートコースで5ハロン64.4秒。ラストは10.5秒と素晴らしい内容でした。武豊騎手も『若干重いとのことなので、ハードにやりました。ラストはかなり速いと感じました』と手応えを得ていたようです。ここまで順調に来ていますし、昨年以上の結果を期待したいですね」(競馬記者)

 昨年5着以上の結果となると、日本最高着順となる4着。さらには馬券圏内、そして世界のダートスプリント界の頂点も見えてくる。「前進」のポイントとして、武豊騎手が真っ先に挙げたのがスタートだった。

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