
「アーモンドアイVSエネイブル」世界最強馬決定戦を海外メディアも熱望。日本の「悲願」に超えるべき壁
日本時間3月30日深夜に行われた「ドバイワールドカップデー」。今年の主役はメインのドバイワールドカップ出走馬ではなく、ドバイターフのアーモンドアイ(牝4 美浦・国枝栄厩舎)だった。
昨年の牝馬三冠、さらにジャパンCを衝撃の世界レコードで制した日本の女傑に、世界も熱視線を送っていた。それに期待するかのように、レースでアーモンドアイは抜群のスタートから中団外を確保。この時点で「勝負あり」の状況を作ると、直線では馬なりで先頭に。鞍上C.ルメール騎手が後ろを振り返る余裕を見せた後、ムチを数発振るっただけであっさり勝利。2着ヴィブロスもよく詰め寄ったが、永遠に詰まることがなさそうな、まさに「役者が違う」レースぶりだった。
憎らしいほどに余裕しゃくしゃくのレースぶりに、海外メディアも舌を巻いた。
英専門誌「レーシングポスト」は「アーモンドアイがここ(ドバイ)でロンシャン競馬場、そしてエネイブルと勝負へ の一歩を力強く刻んだ」と、今後関係者や日本競馬ファンが熱望する秋の仏・凱旋門賞挑戦、さらには「凱旋門賞連覇」「同一年欧米ターフ王者」と世界最強の名を欲しいままにしているエネイブル(牝5 英国)との直接対決を期待するコメントを発表。豪の女傑ウィンクスとともに「世界三大牝馬」といわれるアーモンドアイが、その評価をさらに高めることとなった。
「『レーシングポスト』はさらに、『日本馬では2006年のディープインパクト以来のワクワクを与えてくれる馬』と、2005年に牡馬三冠を達成、翌年凱旋門賞に挑戦(3位入線、その後失格)となったディープインパクト以来の衝撃を語っています。ディープの挑戦の際には『今年は(日本馬に)勝たれても仕方がない』というムードだったといいますし、アーモンドアイがその領域にいると評価されているのでしょう。
PICK UP
Ranking
17:30更新JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- JRA G1未勝利騎手の「匂わせ」発言がプチ炎上!? 「もはやトップとかG1への憧れはそんなにない」ファンから批判に晒された騎乗スタンスの真意とは
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 2度の屈腱炎を克服した「不屈」の実力馬がいよいよ復帰! ナリタブライアンの「同期」はG1制覇、鳴尾記念勝利ヨーホーレイクに続けるか