GJ > 競馬ニュース > 桜花賞「完敗」ダノンファンタジー  > 3ページ目
NEW

JRA桜花賞(G1)「何故」ダノンファンタジーは完敗したのか。グランアレグリアとの実力差以上に深刻な「課題」

「中内田調教師が『調教では前進気勢が旺盛でコントロールしにくい面を持っているけれど、競馬に行けば毎回上手に走ってくれる』と語っていた通り、これまでのレースでは川田騎手が上手くコントロールして結果もついてきていました。

しかし、今回は気性面の課題が、ついに表面化してしまった印象ですね。最後に失速して4着に敗れたのは、グランアレグリアについていって消耗したという面もありますけど、それ以上に折り合いを欠いた前半のロスが響いた結果だと思います」(同)

 結果的には、互いの「枠順」の差も痛かったようだ。

 道中は共に、行きたがる面を見せていたグランアレグリアとダノンファンタジー。だが、グランアレグリアは2番手のジュランビルの後ろに入って、上手く壁を作ることが出来ていた。しかし、7枠15番という外枠だったダノンファンタジーは、それができずにさらに消耗してしまったというわけだ。

 レース前の共同会見で川田騎手が「どうしても走る気持ちが強すぎるので、そこのコントロールが一番難しい馬ではあります」と語っていたが、その懸念がモロに出てしまった。

「気になる次走ですが、ルメール騎手が勝利インタビューで2400mに懸念を示していたグランアレグリアと同じく、ダノンファンタジーもオークス(G1)ではなく、NHKマイルC(G1)に進む可能性もあるかと。

 将来的に気性面が改善されれば、距離をこなせるようになるかもしれませんが、現状で2400mを走るのは気性が前向き過ぎる印象を受けます。2015年の桜花賞馬レッツゴードンキが今、一流のスプリンターとして活躍していますが、このままだとダノンファンタジーがそうなってもおかしくはないですよ」(別の記者)

 もし、そうなればオークスは桜花賞の1、2番人気が不在というケースもありそうだ。果たして世代を牽引する2頭は、今後どこへ向かうのか。両者の動向が、牝馬クラシック戦線を大きく左右するに違いない。

JRA桜花賞(G1)「何故」ダノンファンタジーは完敗したのか。グランアレグリアとの実力差以上に深刻な「課題」のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 今村聖奈に続き坂井瑠星も“イチャイチャ動画”が流出!? パートナー愛を試される大一番
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 今の競馬ファンは「ハズレ馬券」を投げ捨てない? 競馬場から姿を消した「敗者の断末魔」と感情のままに宙を舞い続けた「ハズレ馬券」の現在
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. JRA若手騎手がコロナ禍の「合コン」発覚で師匠から大目玉! 遅刻、夜遊び、相次ぐ“素行不良”にモラル低下を危惧する声……、危機管理の甘さが導いたきっかけとは