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【福島牝馬S(G3)展望】JRA良血&「クセモノ」多数! ヴィクトリアマイルに向けた重要前哨戦

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 ランドネと同じく明け4歳勢のダノングレース(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)もここでの一撃を狙う。

 昨年の春はデイジー賞(500万下・芝1800メートル)で2着が精一杯。クラシック出走は叶わなかった。だが、11月に西郷特別(500万下・芝1800メートル)で古馬相手に勝利をおさめると、今年に入ってから4歳上1000万下(芝1800メートル)、初音S(1600万下、芝1800メートル)を連勝。重賞出走までこぎつけた。

 前走の初音Sでは、残り400メートル付近で前が詰まったと見るや、鞍上の蛯名正義騎手は進路を外に取ることを選択。多少強引に外に出されたダノングレースはフィニフィティとの競り合いを制して勝利。蛯名騎手の手腕が光るレースだった。

 今回も手綱を握る予定の蛯名騎手は前走後、『返し馬でも引っ掛からなくなって落ち着いています』と成長を語り、そのため、『道中のロスがなくなり、スタミナを温存できます』と好走の理由を分析していた。今回も落ち着いた走りで勝利を目指す。

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 父ディープインパクト×母父Storm Catの”黄金配合”フローレスマジック(牝5歳、美浦・木村哲也厩舎)。

 サンデーレーシングで1口150万円×40口で募集されるなど、期待の1頭だったフローレスマジックだが、これまで16戦4勝。重賞では勝ちがなく、3歳時のアルテミスS(G3)での2着が最高着順だ。

 昨年の秋に白井特別(1000万下、芝1800メートル)、清水S(1600万下、芝1600メートル)を連勝。良血馬がついに覚醒したかと思われたが、続くターコイズS(G3)では2番人気に支持されるも11着と惨敗に終わっている。

 今年に入って出走した中山牝馬S(G3)では5着。これまでかけられた期待に応えた走りはできていないフローレスマジック。ここで好走し、飛躍のきっかけとしたいところなのだが……。

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