JRAマイラーズC(G2)「見限り早い」ケイアイノーテックにまだ期待。芝のマイル戦で復活か
21日に行われるマイラーズC(G2、芝1600メートル)に昨年のNHKマイルC(G1、芝1600メートル)制覇後、不振が続いているケイアイノーテック(牡4歳、栗東・平田修厩舎)が出走する。復活のきっかけをつかめるのだろうか。
3歳時にG1レースを優勝したものの、それ以降まったく結果を出せなかった馬も少なくない。たとえば一昨年の桜花賞(G1、芝1600メートル)を勝ったレーヌミノル。桜花賞後、一度も連に絡むことができず今年2月に引退した。
一方、G1レース制覇後、長い不振に陥りながらも、やがてG1レースや重賞で活躍してくる馬もいる。たとえば2015年の桜花賞馬レッツゴードンキ。桜花賞後、1年以上不振だったが、2016年、北海道のスプリント重賞で連続して3着に好走、復調気配を見せた。秋には初ダートのマイル戦JBCレディスクラシック(Jpn1)で2着となり、翌2017年の京都牝馬S(G3、芝1400メートル)で2つ目の重賞制覇を達成。その後、スプリントG1の高松宮記念とスプリンターズSで3度の2着がある。
昨年のNHKマイルCから約1年が経った今、ケイアイノーテックはレッツゴードンキのような復活を模索している。NHKマイルC以降のレースを振り返ってみよう。
毎日王冠(G2)では初の1800メートル戦に挑戦。結果は0.4秒差の5着。NHKマイルCで人馬ともにG1初制覇を達成した藤岡佑介騎手は「うまくスタートのタイミングが合って流れに乗れた。あそこからひと伸びできなかったが、まだ良くなる余地はある」と分析。休み明け初戦で古馬強豪陣との初対戦。悲観する内容ではなかった。
マイルCS(G1、芝1600メートル)は11着と着順こそ悪いがタイム差は0秒5。それほど負けてはいない。佑介騎手は「馬場も流れも先行有利で、前の位置を取りにいきましたが、あそこまでが精いっぱい」とコメント。とはいえ、ラスト伸びなかったのは大外18番から好位を取るために脚を使ってしまったと見ることもできる。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠