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【鳴尾記念(G3)展望】武豊タニノフランケルが宝塚記念に王手!? 飛躍・復活を狙うクセ馬たちの競演

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 最近、凡走が続いているギベオン(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)は昨年の勢いを取り戻したい。

 昨年のNHKマイルカップ(G1、芝1600メートル)で2着に入ったギベオン。休養明けの朝日セントライト記念(G2、芝2200メートル)こそ13着と大敗したものの、続く中日新聞杯(G3、芝2000メートル)では古馬相手に勝利。2着のショウナンバッハとはハナ差だったものの、3着以下には4馬身差つける強い競馬を見せた。

 今年は金鯱賞から始動するも強力なライバル相手に屈して6着。前走のダービー卿CT(G3、芝1600メートル)では、出走馬中最重量となる57.5キロの斤量に泣き、最後の直線で脚が伸びず5着に終わっていた。

 鳴尾記念ではライバルとの斤量差はない。五分の闘いでは差がないところを見せてもらいたい。

 メールドグラース(牡4歳、栗東・清水久詞厩舎)は4連勝を目指す。

 昨年までは条件戦を勝ち上がることすらできなかったが、川田将雅騎手とコンビを組んで今年1月の4歳上1000万下(芝2200メートル)を勝つと、翌月には尼崎S(1600万下、芝2200メートル)も勝利。OP入りを果たす。

 前走の新潟大賞典(G3、芝2000メートル)では、躍進を担った川田騎手が騎乗停止だったため、D.レーン騎手を背に出走。8番手追走から直線一気の末脚を見せて快勝し、人馬ともにJRA重賞初制覇を達成した。

 今回も鞍上はレーン騎手が務める。日本ダービー(G1、芝2400メートル)で騎乗したサートゥルナーリアは4着に敗れたものの、続く目黒記念(G2、芝2500メートル)ではルックトゥワイスで勝利。重賞8戦で4勝をあげるなど、その手腕は高く評価されている。

 メールドグラースはここを勝利して大舞台へ挑戦することができるだろうか。

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