GJ > 競馬ニュース > 武豊「騎乗停止」に賛否  > 2ページ目
NEW

武豊・騎乗停止はJRA「売上204億円」の犠牲者!? 安田記念(G1)後、非難轟々も「騎乗停止は重過ぎる」の声

【この記事のキーワード】, , ,

「スタート直後に馬が左右にヨレてしまうことは、決して珍しいことではありません。ただ今回の場合、まずロジクライが抜群のスタートで他馬よりも1馬身近く飛び出したこと、そして不利を受けた馬の中に圧倒的な人気を背負っていたアーモンドアイやダノンプレミアムがいたことなど、武豊騎手を始めロジクライの関係者にとって不幸なことが重なりました。

ただ安田記念はG1ですし、今年の売り上げは合計204億5607万6700円。オッズ的にも、その大部分がアーモンドアイやダノンプレミアムが絡んでいた馬券だったと思います。結果的にアーモンドアイこそ3着になりましたが当然納得いかないファンは大勢いたでしょうし、レース直後には武豊騎手に対する非難の声も多く聞かれました。

それらの事象を受け、武豊騎手は今週の土曜日のみの騎乗停止になりましたが、主に馬が原因によるアクシデントだっただけに、関係者の中には『事象そのものだけを見れば、騎乗停止は重過ぎるのでは』という意見もありました」(競馬記者)

 実際にJRAの公式ホームページによる「決裁レポート」では、今回の事象に関して「16番ロジクライが内側に逃避したことが主因である」と記載されている。ロジクライ陣営には発走調教再審査が下されているが、その上で武豊騎手に騎乗停止処分が下ったのは、やはりG1におけるアクシデントだったことが大きいようだ。

「騎乗停止処分は基本的に2日単位で下されることが多いが、1日だけというのは稀なケース。正直、個人的には騎乗停止になるほどの事象ではなかったと思います。

ですが今回は大きな注目が集まるG1、それも1番人気馬と2番人気馬が巻き込まれたことが大きかった(馬券圏内の結果に直結する可能性が高かった)のではないかと。大勢のファンの心情を忖度した結果という見方もありますし、JRAとしても難しい判断だったと思います」(別の記者)

 レースから3日、今なお関係者や競馬ファンから様々な意見が聞かれる中「今週、土曜日の騎乗停止を重く受け止めています」と心境を綴った武豊騎手。日曜日に東京競馬場で開催されるエプソムC(G3)には、復活を目指すソウルスターリングで参戦するが「もっともっと走っていい馬」と期待を寄せている。

 4000勝を超える勝ち星と引き換えに、競馬の酸いも甘いも噛み分けてきた競馬界のレジェンド。今回は不幸なアクシデントが重なってしまったが「それでも、常に前を向くのがボクらの仕事です」と気持ちを新たに次のレースへ挑む。

武豊・騎乗停止はJRA「売上204億円」の犠牲者!? 安田記念(G1)後、非難轟々も「騎乗停止は重過ぎる」の声のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  2. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  3. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  4. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  5. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
  6. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  7. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
  8. 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!?  ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  9. JRAジャパンC(G1)ヨシオ「冷やかし出走」疑惑に西山茂行オーナー反論! 「何言っているんだ」最強馬決定戦の“珍客”に隠された陣営の思い
  10. 【日本ダービー】ジャスティンミラノに立ちはだかる不吉な予兆!? ディープインパクト、コントレイルはクリアも…無敗の二冠馬が「1勝3敗」の落とし穴