【重賞展望】今年の北九州記念(G3)は夏の快速娘ベルカントが「ノースヒルズ共同戦線」結成で盤石のサマースプリント王へ!
早いものでサマースプリントシリーズも、残すところあと3戦。今週の北九州記念(G3)にもサマースプリント王を狙う快速馬たちが集った。昨年は夏の快速娘ベルカントが、後のスプリント王ビッグアーサーを撃破。今年は、どんな戦いが見られるのか。
連覇を狙うベルカント(牝5歳、栗東・角田厩舎)が今年も主役を演じ切る。
アイビスサマーダッシュ(G3)を勝利しての挑戦は前年とまったく同じパターン。夏場の充実ぶりも然ることながら、昨年はこの舞台でビッグアーサーを下しているように連覇へ大きな死角はなさそうだ。
唯一の懸念は、斤量が昨年よりも1kg増える56㎏での出走となることだが、陣営もそれは織り込み積み「暑い時期が合っている馬で、デキは去年と比べても遜色ない。ハンデ56㎏も想定内だし、不安らしい不安は特にないね。あとはゲート入りまで、テンションを上げないよう無事に持っていくだけ」と管理する角田調教師も自信の口ぶりだ。
昨年の鞍上は武豊騎手が務めたが、今年はアイビスサマーダッシュから引き続きM.デムーロ騎手がコンビを組む。「右回りの平たんコースはベストの条件」と陣営が話している通り、大きな不安要素は見当たらない。2年連続のサマースプリント王に向けて、そして秋のスプリンターズS(G1)に向けて負けられない一戦になりそうだ。
ベルカントの連覇を止めるのは至難の業かもしれないが、ラヴァーズポイント(牝6歳、栗東・高橋厩舎)が軽量を活かせば一発逆転があるかもしれない。
1000万下の身で挑んだ前走のCBC賞(G3)ではハンデ50kgの軽量を活かして、2着を確保。2番手からの競馬し、最後の直線で今回の主役ベルカント(3着)を捕らえる強い内容だった。
今回は51㎏にハンデが上がったが、まだまだ超軽量といえるし、相手のベルカントもCBC賞の55.5㎏から56㎏に上がっているだけに、詰まったのは0.5㎏だけ。管理する高橋調教師も「ここにきて心身ともに成長しているし、引き続き好勝負を期待している」と一歩も譲る気はない。ラヴァーズポイントも、ここを勝てばサマースプリント王が見えてくるだけに”欲”を持って挑みたい一戦。期待のホープ・松若風馬騎手の手腕にも期待したい。
1、2、3着が揃って登録してきたバーデンバーデンC(OP)組からは、2着のジャストドゥイング(牡4歳、栗東・中竹厩舎)に期待したい。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
- 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
- JRA天皇賞・春(G1)エタリオウの「扱い」が鍵? 「最強コンビ」桃井はること楠原安里梨が占う平成最後の聖戦
- 【NHKマイルC】ファンの興味は「15番枠」が1番人気?固唾をのんで待つ運命の枠順発表…ただの偶然で済まされない「幸運」を手にするのはどの馬か
- 【NHKマイルC】父は名マイラー、母もマイルG1馬の「黄金血統」、前走惨敗で評価急落も…注意しておきたい激走候補2頭
- JRA矢作芳人調教師「馬場のことは、いつも棟広に聞いているぐらいだから」ジャパンC(G1)にコントレイルを出走させる名伯楽も信頼!『KEIBAコンシェルジュ』棟広良隆氏【特別インタビュー】
- 競馬・パチスロ「勝ちまくり」の無双モード!?「キャプテン渡辺」が濃厚すぎる上半期を振り返る!!【特別インタビュー】
- 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
- 【NHKマイルC】17番人気ピンクカメオの激走!伝説の973万馬券はこうして飛び出した。今年はジャンタルマンタルとアスコリピチェーノに不安話で急浮上の穴馬!
- JRA天皇賞・秋(G1)最強の「攻略法」を発見!? 空気階段「鈴木もぐら」渾身の『絆69馬券』に驚愕!!