【JRA選抜チーム編】「日本VS世界」ワールドオールスタージョッキーズ参加騎手の「騎乗馬の質」まで徹底解剖!WASJ最有力候補はどの騎手か!
◆内田博幸(JRA代表) 総合期待値「39」
「地味な印象を覆すため、存在感を発揮できるラインナップ」
1R エアワイバーン [A]→[A+] 2R レッドシャンクス [C]→[C] 3R スズカプリオール [D]→[D] 4R シングンジョーカー [B]→[B‐]
全体リーディング6位ながら、関東2位として3年ぶりに出場資格を得た内田騎手。重賞勝利が少ないため、地味な印象があるここ数年の内田騎手だが、今年も青葉賞を勝ったヴァンキッシュランの主戦を務めるなど、その腕は健在。ここで存在感を示し、秋には再び大きな勲章を手にしたい。
1RのエアワイバーンはA評価だけに、ここが勝負だ。デビュー3戦はダートでいいところがなかったが、芝の長距離に転戦してからはいきなり3着。さらに2着としたところで放牧に出たが、復帰戦となった前走札幌2600mで見事な初勝利を挙げた。勢いも然ることながら、3歳馬だけに斤量的にも有利。ここで勝てるかどうかが、大きな分かれ目だ。
逆に4RのシングンジョーカーのB評価は厳しいジャッジだ。今年の3月で現級に昇級してからは4着が2回。あとはすべて着外。前走も同条件で7着と、貴重なB評価だけに少しでも上を目指したい。C評価のレッドシャンクスは判断が微妙。1200mや2000mでも勝ち鞍があり適性が不透明。今回も掲示板から最下位までありそうな雰囲気だ。D評価のスズカプリオールは元地方馬で初芝が鍵。未知数だが、浮上は難しそうだ。
◆蛯名正義(JRA代表) 総合期待値「35」
「まず、今年こそ無事に参加したい」
1R セルバンテス [A]→[B]
2R パリカラノテガミ [C]→[B]
3R ケッキセヨ [D]→[D]
4R ディアコンチェルト [B]→[B]
全体リーディング8位ながら、関東3位で出場する蛯名騎手。今年の上半期はディーマジェスティで皐月賞、マリアライトで宝塚記念制覇と大活躍。武豊騎手と共に迎えた節目の現役30年目で抜群の存在感を放っている。昨年のWASJは開催当日に負傷するアンクシデントで参加できず。リベンジに燃えている。
1Rのセルバンテスは、極めて苦しいA評価だ。札幌は過去に現級で2着3着があるものの、その実績を買われて2番人気に推された前走で7着惨敗。他は4着が4回あるだけで、これでA評価は厳しいジャッジだ。2600mの距離延長に期待するしかないが、キングカメハメハ産駒なので微妙なところ。名牝ビワハイジの血を持つ良血に期待するしかない。
B評価のディアコンチェルトはまずまず期待できそうだ。昇級初戦となった前走は5着。クラス慣れの上積みを期待したいが、最近はダートで良績を残しているだけにカギを握るのは芝への対応だ。芝への好走歴もあるのでここは期待したい。C評価のパリカラノテガミも前走勝ちで期待できる存在。昇級初戦となるが、前走勝利も札幌だけに期待は大きい。ケッキセヨは、ほぼノーチャンス。
PICK UP
Ranking
5:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは