【WAS選抜チーム編】「日本VS世界」ワールドオールスタージョッキーズ参加騎手の「騎乗馬の質」まで徹底解剖!WASJ最有力候補はどの騎手か!
◆C.ウィリアムズ(オーストラリア代表) 総合期待値「41」
「オーストラリアの名手は今回も危険な相手になりそうだ」
1R ウインブルースカイ [C]→[B+] 2R フェルメッツァ [A]→[A] 3R クロムレック [B]→[C] 4R ランドオザリール [D]→[D]
昨年のWASJ出場を含め、これまで合計15回来日とすっかり日本ではお馴染みになったオーストラリアを代表する名手。ジャガーメイルで制した2010年の天皇賞・春など、すでに日本での実績も高く、日本馬がオーストラリアに遠征した際にはしばしばコンビを組むことも。当然ながら、優勝候補の一人だ。
2RのフェルメッツァはA評価だけに勝ちがほしい。現級に昇格してからは、雨に祟られた2走前以外はすべて5着以内。最低でも馬券圏内は確保したいところだ。鍵は初の2000m挑戦。ディープインパクト×トニービンだけに血統的には心配ない。
B評価ながらクロムレックの信頼性は薄い。前走が14着大敗ということもあるが、何より芝のレースが一昨年の6月以来。ちなみにその時は10着に敗れている。逆にウインブルースカイは、C評価に留まっていることが不思議になるほどの逸材。前走こそ7着に惨敗しているが、それまでは2、4、4、3着。2600m戦も得意としており、頼れる一頭だ。D評価のランドオザリールは芝替わりで浮上があれば。
◆E.ウィルソン(カナダ代表) 総合期待値「45」
「菜七子騎手にも模範としてほしい世界的女性騎手。馬質もレディーファースト全開?」
1R トーセンナチュラル [D]→[D]
2R ダイヤモンドダンス [B]→[A]
3R グレイスミノル [A]→[A+]
4R ルグランパントル [C]→[B]
カナダの英雄的女性騎手。2005年にカナダの所属地域で最多勝、全米でも新人賞を獲得。06年もリーディングを達成し、翌年にはカナダのダービーを制覇。いずれも女性騎手としては初の記録だ。また、カナダ代表として英シャーガーCにも5回出場。昨年は女性騎手チームのキャプテンを務めたほか、カナダの国際G1を勝つなど、その活躍は女性騎手として世界有数の存在だ。なお、日本での騎乗は今回が初めて。
A評価のグレイスミノルは前走も現級で勝ち馬と0.1秒差の3着と、十分に1着が狙える強豪馬。1400mで連勝経験があるものの初の1200mとなり、そこが大きな鍵を握る。勝利ポイントが30ポイントと大きいだけに、勝てる時にしっかり勝つことがWASJ制覇にとって重要なこと。ウィルソン騎手の腕の見せ所だ。
B評価のダイヤモンドダンスも1着が狙える好素材。大井からJRA転厩後は、現級の壁に苦しんでいたが、前走で半馬身差の2着に激走。また、それを札幌の洋芝で成し遂げたことも評価に値する。チャンスは十分だ。C評価はレトロクラシックが回避したためルグランパントルが繰り上がり。昇級初戦の前走でいきなり3着。B評価でもいいくらいの実力馬だ。D評価のトーセンナチュラルも牝馬ながら、過去にスイートピーS2着や紫苑S5着の経験がある実力馬。2600mの距離延長で新味が出れば面白い。
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