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JRAクロノジェネシス「アーモンドアイ再現」秋華賞(G1)ぶっつけのリスクは?

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 “牝馬三冠”の最終戦・秋華賞(G1)。桜花賞馬グランアレグリア、オークス(G1)を勝ったラヴズオンリーユーが不在の中で行われる1戦で、人気を集めると見られているのが、クロノジェネシス(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。

 昨年の阪神ジュベナイルF(G1)では2着、今年はクイーンC(G3)こそ勝ったものの、本番の桜花賞、オークスはともに3着。G1競走では馬券圏内には入る健闘を見せるも、惜敗を繰り返していた。

「クロノジェネシスは、6戦3勝、デビューから3戦は上がり3Fが最速。その後も2戦は2位を記録するなど、切れ味鋭い末脚を武器にしてきました。さらにそのレースぶりや実績から、桜花賞よりも『府中向き』『オークス向き』と言われ、前走のオークスでも2番人気に支持されたものの、3着。またしても涙を飲みました。

 今回の秋華賞は春のクラシックを勝った2頭が不在。ライバル筆頭はダノンファンタジーでしょう。同馬には阪神JFで遅れを取ったものの、その後春のクラシックではいずれも先着。クロノジェネシス陣営としてはここがG1制覇の最大のチャンスと考えているはず。気合いが入っているでしょうね」(競馬誌ライター)

 最後の1冠をクロノジェネシスと争うダノンファンタジーは、前哨戦であるローズS(G2)を勝利し、秋の大一番に向けて万全の体制を整えつつある。一方、クロノジェネシスは前哨戦を挟まずに秋華賞に直行。さらに陣営は、その後エリザベス女王杯(G1)に向かうことまで発表している。

「この2頭のローテーションは対照的ですね。ダノンファンタジーはローズSをステップに挑みますが、こちらは15年の秋華賞を勝ったミッキークイーン、一昨年2着のリスグラシュー、昨年3着のカンタービレなど、数多くの好走馬を輩出しているいわば“王道ローテ”です。

 かたや、クロノジェネシス陣営が選んだオークスから秋華賞に直行するローテは、2007年以降、昨年アーモンドアイが勝利するまではいずれも敗北。馬券圏内に入る馬すらいませんでした。直行は出走数を抑えることができるので、疲労軽減にも繋がるとは言われているものの、やはり茨の道であることは間違いないですよ」(競馬記者)

 クロノジェネシス陣営は次走も見据えて直行を選んだのだろうか。この選択が吉と出るか凶と出るか……。

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