最強女王アーモンドアイ「最大の被害者」が気の毒すぎ? 国内G1・4戦連続「アーモンドアイ→川田」で、ついに白旗……
「やはりアーモンドアイは強いですね……」
そんな“完敗発言”が出るのも仕方がないのかもしれない。“最大の被害者”であるこの男の前には、やはり今回も最強女王が立ちふさがった。
27日に東京競馬場で行われた天皇賞・秋(G1)は、1番人気のアーモンドアイが圧倒的な強さを見せて優勝。ダノンプレミアムに騎乗した川田将雅騎手は3馬身差の2着と、なんとか格好は付けたものの、ライバルに白旗発言とも取れる“本音”が思わず漏れてしまった。
「ダノンプレミアムの前走・安田記念(G1)は、アクシデントがあっての最下位。大事には至らなかったものの川田騎手がレース後に下馬するなど、厳しい内容を思えば良く立ち直ったと思います。アーモンドアイには完敗と言わざるを得ないですが、最後にアエロリットを捉えるなど、ダノンプレミアムも力のある所は見せましたよ」(競馬記者)
1枠2番という絶好枠から、最強馬を“最短距離”で導いたアーモンドアイのC.ルメール騎手の騎乗は確かに見事だった。だが、早めに先頭集団に並びかけたダノンプレミアムと川田騎手の強気な騎乗もまた、高い技術を感じさせる、ほぼ完璧な騎乗だったはずだ。
しかし、そんな会心の騎乗も空しく「またも」最強女王に後塵を拝す結果に……。川田騎手の「やはり強かった」は、決して今回のレースだけを受けた発言ではない。
「アーモンドアイは、これで国内G1・5勝になりましたが、実はその内4回で川田騎手が2着なんですよ。逆にいえば、アーモンドアイの1頭さえいなければG1を4勝していたわけですし、まさに目の上のたん瘤のような存在ですよね」(競馬記者)
確かにアーモンドアイは昨年、桜花賞(G1)、オークス(G1)、秋華賞(G1)の牝馬三冠に加え、ジャパンC(G1)、そして今年の天皇賞・秋と国内G1を5勝している。そして、その直後にはいつも川田騎手の姿が……。
それもリリーノーブル(オークス)、ミッキーチャーム(秋華賞)、キセキ(ジャパンC)、ダノンプレミアム(天皇賞・秋)と、すべて異なる馬で2着しているだけに、より「残念さ」が際立っていると述べざるを得ない。ちなみに残り1つの桜花賞でも、川田騎手はリリーノーブルで3着だった。
「『(ダノン)プレミアムなら……』と思って挑みましたが、やはり強かった」
川田騎手からすればリリーノーブル、ミッキーチャーム、キセキで敗れ「それでも、ダノンプレミアムなら……」という思いで挑んだ一戦だったに違いない。しかし、結果はまたも2着……。
無論、川田騎手の高い技術があってこその4連続2着であることは確かだ。だが、「アーモンドアイ→川田騎手」という組み合わせは今後、是非とも「馬券」で狙い撃ちしたい法則になりつつあるかもしれない。
PICK UP
Ranking
23:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- JRA福永祐一ケイティブレイブ「西日で負けた」はサービス精神!?「面白いんじゃないかと……」ネットを炎上させた”言い訳”の真意
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- ハーツクライ産駒でも走りはディープインパクト?有馬記念に潜むファンの夢と希望とロマンと甘い罠
関連記事
JRA川田将雅「ダノンプレミアム完敗」でリーディング首位陥落……天皇賞・秋「やはりアーモンドアイは強い」春から独走もルメールついに捉える
アルテミスS(G3)リアアメリア完勝も川田将雅に笑顔なし……「思った以上に着差ない」アーモンドアイばり“異次元”末脚も「課題」山積み?
JRA菊花賞(G1)ヴェロックス川田「VS福永祐一」に完敗の屈辱……「距離が長くなるのは良くない」もサトノルークス大健闘2着
JRA菊花賞(G1)ヴェロックス「距離不安」は血統面よりも……G1「1番人気4連敗」を予感させる主戦・川田将雅の言葉
JRA菊花賞(G1)「ちぐはぐ」福永祐一次第? サトノルークス好調も川田将雅「距離延長は……」