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「英断?」それとも「見切り発車?」問題山積の中、JRAが『ケンタッキーダービー出走馬選定ポイントシリーズ』を急設した「表側の理由」と「裏側の理由」【前編】

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 まず考えられる理由は、このシリーズを生み出した立役者ラニが2歳時にカトレア賞を快勝しているということが挙げられる。いや、筆者が無知なせいで、それ以上の理由が思い浮かばない。強いて述べるなら、東京競馬場で開催されることか。それがケンタッキーダービーと、どう関係があるのかはわからないが。

 いずれにせよ、現行のルールではケンタッキーダービーを目指す陣営は、このカトレア賞を絶対に使わなければならなくなる。

 何故なら、仮にカトレア賞をパスしてヒヤシンスSだけに出走して優勝(50p)しても、カトレア賞を勝ち、ヒヤシンスSで2着した馬(40p+16p)にポイントで競り負けるからだ。

 例え、その馬がホッコータルマエやモーニン並みの力を持っていたとしても、もっといえばヒヤシンスSを10馬身差で圧勝したとしても、2着の馬が選べない限り、現行のルールでは出走権が確約されない。

 従って、ケンタッキーダービーを目指す陣営は11月のカトレア賞まで500万下に出走することができなくなる。仮に500万下を勝ち上がってしまえば、カトレア賞に出走することができないからだ。
(文=浅井宗次郎)

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