GJ > 競馬ニュース > レディスプレリュード展望
NEW

【地方交流重賞展望・レディスプレリュード】関係者の思惑が絡み合う熱いJBCレディスクラシック前哨戦

【この記事のキーワード】, ,
chihoukeiba.jpg

 9月19日は南関東の大井競馬場でJRA所属馬と地方競馬所属馬による地方交流重賞レディスプレリュード(Jpn2)が行われる。11月3日に行われるJBCレディスクラシック(Jpn1)の前哨戦であり、関係者にとっても競馬ファンにとっても非常に重要な一戦だ。

 JRAからはホワイトフーガ、タイニーダンサーの実力馬2頭が出走。ともに地方交流重賞の勝利実績がありここでは抜けた存在。ホワイトフーガは関東オークス、JBCレディスクラシック、TCK女王盃、スパーキングレディーカップと地方交流重賞4勝の猛者。前走が58kgを背負って快勝しているだけに、57kgの今回はむしろ有利といえるくらい。昨年に続くJBCレディスクラシック連覇へ陣営の意気込みも高いだろう。

 3歳馬タイニーダンサーは地方競馬出身でJRAへ移籍した馬。エーデルワイス賞、北海道2歳優駿、関東オークスと3歳牝馬ながらすでに地方交流重賞3勝は見事な成績。ホワイトフーガに3kgの斤量差がありどこまで肉薄できるか注目される。

 他のJRA勢タマノブリュネット、フォローハート、サンソヴールは条件馬でやや格下の存在。地方とはいえ重賞に出るには実績不足といえるが、ある記者の話だと

「全体的にレベルが低下したこともありますが、馬主にとっては将来地方競馬へ移籍するために適性を探る一戦という意味もあるみたいですね。内容を見て地方の馬主にいい値で売りつけるという話もあるみたいです。JRAで頭打ちの馬を南関東に移籍させて稼ぐというのが最近のトレンドですから、今後もこういったパターンは増えるでしょう」

 という裏事情があるようだ。それなら地方代表のララベル、ブルーチッパーが面白い存在。

 ララベルは地方の東京2歳優駿牝馬、桜花賞、ロジータ記念、しらさぎ賞など重賞4勝の地方最強3歳牝馬。初の地方交流重賞挑戦だが地の利を生かしたいところ。ブルーチッパーはJRAで500万~1000万~1600万クラスを三連勝した直後に地方へ移籍した馬。地方で3つの重賞を制したほか、地方交流重賞でも2着2回3着1回の好成績。ここも勝ち負けの期待が高まる。

 馬券的にはJRA2強、地方2強による4強対決といっていいだろう。ただし日曜のセントライト記念でも2着に入るなど現在10連続で重賞連対中と絶好調の戸崎圭太騎手が騎乗するサンソヴールは、格下ながら3着候補に抑えておきたい。南関東を知り尽くす戸崎マジックには注意が必要だ。

【地方交流重賞展望・レディスプレリュード】関係者の思惑が絡み合う熱いJBCレディスクラシック前哨戦のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  9. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  10. 2017年競馬「流行語大賞」発表! 浜中俊騎手の「もういいでしょう」を退け『2017競馬・流行語大賞』に選ばれたのは……