真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.20 08:06
ジュエラーのローズS(G2)大敗の真相究明「桜花賞馬はもう終わったのか」張り巡らされる「煙幕」秋華賞に向けての「戦い」はすでに始まっている
文=浅井宗次郎
結果を受けデムーロ騎手、そして藤岡調教師ともに最大の敗因は「重馬場」であると述べている。
確かにこれまでの調整過程や最終追い切りを見た限り、故障明けながらジュエラーの仕上がりは決して悪くなかったように映った。むしろ、余裕残しのシンハライトよりは仕上がっていたというのが各メディアの見解だった。
その上で不可解な大敗となれば「雨」に原因を求めるのも当然か。しかし、実際はどうだろうか。
ジュエラーの半姉にあたるワンカラット(父ファルブラヴ)は短距離戦線で活躍した名牝だが、重馬場でオーシャンS(G3)を快勝している。半姉ベアトリッツ(父ディープインパクト)にしても3勝の内、2勝はぬかるんだ馬場で挙げたものだもう一頭の出世馬で半姉のサンシャイン(父ハーツクライ)にしても、唯一重賞で好走したのは稍重の愛知杯(G3)の2着している。
従って父は異なるが、兄弟の戦績を見た限りジュエラーが雨を苦手とすることに関しては、疑問符を付けざるを得ない。
ならばジュエラーの父ヴィクトワールピサに焦点が当たるが、本馬の世代が最初となるため、まだサンプル数に限りがある。しかし、それでも出世頭の本馬を除いたパールコード、ナムラシングン、ジョルジュサンク、アジュールローズといった獲得賞金上位4頭は、すべて「稍重以上で勝利経験」を持っていた。
PICK UP
Ranking
5:30更新- ゴールドシップ繋養牧場でまた迷惑行為…ビッグレッドファームが来年GWの見学を休止。過去にあった非常識行為と、SNSやYouTubeの無断アップが後を絶たない問題
- 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
- JRA「3歳賞金王」はジャンタルマンタル、ジャスティンミラノにあらず!? 日本不在の“裏”賞金王の存在と、新種牡馬サートゥルナーリアが1強にならない異変
- 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ殴り込み!? 妹は『ウマ娘』藤田晋オーナーが1億円超で落札の血統馬
- 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
- 「6戦合計40馬身差」“川崎のヤマニンウルス”がついに中央へ? 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。「伝説」の最終世代をピックアップ【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
- オークス「本命」は去年から決めてました! キャプテン渡辺「大穴はこれだ!!」神の馬券術による極選穴馬【徒然なる神のくず競馬トーク】
- 【オークス(G1)予想】ステレンボッシュから魂の6点勝負! 5年連続10番人気以下が激走レースで「極上穴馬」指名
- 【日本ダービー(G1)展望】無敗ジャスティンミラノに死角なし!? 2着2回の戸崎圭太は10度目の挑戦で戴冠なるか
- 【オークス(G1)】ステレンボッシュ1強に“待った”!? ルメール×チェルヴィニア「前走の二の舞いはない」川田×クイーンズウォーク「本領発揮」武豊×スウィープフィート「チャンスがある」二冠阻止に燃えるライバルが虎視眈々
関連記事
【徹底考察】ローズS(G2) シンハライト「2つの弱点を克服し『万全の態勢』も、ここは敗戦が吉!? 例年のオークス馬が繰り返す『独特』の傾向とは」
【徹底考察】ローズS(G2) ジュエラー「最大のライバル・シンハライトとの力関係に迫る春2戦をプレイバック。ライバルにあって桜花賞馬に『足りないもの』とは」
【ローズS(G2)展望】ラスト一冠・秋華賞(G1)に向けて桜花賞馬ジュエラーとオークス馬シンハライトが激突!一騎打ち濃厚も「伏兵」に台頭の余地あり!
「3歳牝馬3強」の一角、メジャーエンブレムが年内休養濃厚。秋華賞での「最終決戦」実現ならずで落胆の声
メジャーエンブレム、故障で秋ローテ白紙が残念すぎる……「3強」が揃う秋華賞はあるのか