GJ > 競馬ニュース > カフジプリンスの迷走
NEW

「この夏、最大の上がり馬」カフジプリンスの迷走……予定される3カ月間で10600mのマラソンは『矢作マジック』再来の布石なのか!?

【この記事のキーワード】, ,
keiba0414.jpg

 この夏、札幌で行なわれた出世レース阿寒湖特別(1000万下)を5馬身差で圧勝したカフジプリンス(牡3歳、栗東・矢作厩舎)の”迷走”が続いている。

 阿寒湖特別はこの馬の将来に大きな希望を抱かせる、実に圧倒的な競馬だった。

 レースは4コーナーに差し掛かると一気にスパートするも、あまりにも勢いが付きすぎて小回りのコーナーで大きく外に振られた。だが、周りの馬とは次元の違う手応えで先頭に並びかけると、後は独壇場。後続を突き放すワンサイドのままゴールしている。

「秋は菊花賞に出したいと思っている馬です。この馬は走りますよ」

 手綱をとった福永祐一騎手が興奮気味にそう話した通り、この圧巻の勝利は菊花賞戦線に「最大の惑星」が誕生したことを予感させるものだった。過去にマンハッタンカフェやファインモーション、ステイゴールドが出世の足掛かりとした札幌の名物レースから、また一頭名馬が駆け上がってゆく……。そんな期待と希望に満ちた勝利だった。

 しかし、今、カフジプリンスの鞍上に福永騎手の姿はない。

 歯車が狂いだした、いや、正確に述べれば菊花賞の有力馬に躍り出たカフジプリンスの”進路”に疑問符を打たざるを得なくなり始めたのは、陣営が前走の丹頂S(OP)を使う決断をしてからだった。

 阿寒湖特別の勝利で、すでに1000万下を卒業したカフジプリンス。この時点でセントライト記念(G2)や神戸新聞杯(G2)といった優先出走権が発生するレースの結果は出ていないが、状況を鑑みれば1600万下の身でも十分菊花賞に出走できることが推測される。

 仮に抽選になったとしても「外れる方が難しい」といった状況になるのは明白だった。

「この夏、最大の上がり馬」カフジプリンスの迷走……予定される3カ月間で10600mのマラソンは『矢作マジック』再来の布石なのか!?のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  2. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  3. JRA 武豊「因縁」オーナーと5億円の復縁!? ワールドプレミア降板劇から突然の大物騎乗依頼、両者に交錯する「思惑」とは
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 横山武史「ジョッキーカメラ」はなぜ非公開だったのか? 鬼気迫る川田将雅の大声にビックリも…ナミュール降板で「屈辱」味わった男が迎える正念場
  6. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. 【有馬記念】「使い分け」に一石投じた戸崎圭太が意地!ルメールキラーが3勝目で今年の屈辱もスッキリ?
  9. 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
  10. JRA荻野極と横山武史が「誤爆」で一触即発!?「ふざけんな!ナメてんのか!」1番人気大敗の腹いせにタオル投げるも……