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「この夏、最大の上がり馬」カフジプリンスの迷走……予定される3カ月間で10600mのマラソンは『矢作マジック』再来の布石なのか!?

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 確かにこれらは一般的にあまり見られない使われ方であるが、それで結果を出しているのだから、これこそが”矢作流”なのだろうか。

 すでに輝かしい阿寒湖特別の圧勝劇から一転、レース選択で誤算が発生し、この馬を誰より評価していた騎手も半ば失ったような状況……。だが、それでも結果を出すのが、矢作厩舎が関西屈指の名門厩舎と言われている所以なのかもしれない。

 かくなる上は、『矢作マジック』の再来に期待して「この夏、最大の上がり馬」と評判だったカフジプリンスの反撃に注目したい。
(文=村上荒城)

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