真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.24 14:33
春の名物重賞・大阪杯が「G1」に! レベル保持は容易も、「価値の明確化」なくしてドバイに勝てず?
文=きゅーしょにす斗
今年の大阪杯勝利馬アンビシャス(競馬つらつらより)
春の古馬中距離戦線における主要G2だった大阪杯が、来年から「G1昇格」することが分かった。国内春の古馬中距離G1を作ることが、JRAにとって最大の懸案事項だったという。
過去5年の勝ち馬を見ただけでも、安田記念2着や宝塚記念3着のショウナンマイティ、6冠馬オルフェーヴル、2013年のダービー馬キズナ、エリザベス女王杯を制したラキシス、現役古馬勢の実力馬アンビシャスと錚々たる名前が続く。勝ち馬以外にも、続く天皇賞・春や宝塚記念などビッグレースで結果を残した実力馬がひしめき合っており、レーティングがG1昇格の基準である近3年の平均115を超える117になるのも納得である。
現役の第一線で活躍する競走馬を考えても、来年春に大阪杯を使うのではないかと思われる強豪は何頭も浮かぶ。今年の大阪杯に出走して上位を分け合い、来年も現役を続行しそうなキタサンブラックやアンビシャス、ローテ白紙となったものの、長距離である菊花賞ではなく天皇賞・秋を選んだスマートオーディン、中距離適性の高そうなエアスピネルなど。出走する馬の実績という点では、ある程度の質が保たれるのも想定の範囲内だ。
秋競馬における王道路線の天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念が「秋古馬三冠」と呼称される場合もあるが、大阪杯がG1になることで「春古馬三冠」と呼ばれるようになれば、今回のG1昇格は間違いなく成功と言えるだろう。
ただ、ファンがどう考えるのかはともかく、実際に馬を走らせる陣営がこの「G1レース」をどのように受け止めるのかは、大きく考えが分かれそうだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新- 【秋華賞】チェルヴィニア、ステレンボッシュに重大な不安発覚?牝馬三冠最終戦は“マジックキャッスル級穴馬の下剋上も浮上”で波乱必至!
- 武豊の続投すら脅かした佐々木大輔と快進撃!関西の名トレーナーが「過去最高ペース」で勝ち星を荒稼ぎ
- 「13票生存」も1番人気でわずか1票!荒れに荒れたWIN5の怪…なくなったに等しいキャリーオーバーの魅力
- 【南部杯(G1)展望】王者レモンポップ連覇なるか! 新ダート王ペプチドナイルの巻き返しにも期待
- 【秋華賞(G1)展望】ステレンボッシュVSチェルヴィニアの女王対決! クイーンズウォーク、クリスマスパレードら前哨戦好走組にもチャンス
- 「助手席に誰も乗っていない」「同乗者は制止不可能だった」謎多きJRAの説明…憶測飛び交う角田大河の函館コース侵入
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- JRA・G1「トレンド継続」で武豊らにチャンス到来!? 秋華賞(G1)有力馬に騎乗する今年G1未勝利ジョッキーは?
- オーギュストロダン回避で「逆輸入対決」は実現せず…武豊、坂井瑠星に注目集まる凱旋門賞
- スピルバーグ、ラブリーデイが最後の勝利…天皇賞・秋の王道ステップに変化