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JRA藤田菜七子「菜七子ルール」に武豊出動と“世界制覇”。激動の一年を乗り越え「女性騎手にしては……」から若手の有望株へ

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JRA藤田菜七子「菜七子ルール」に武豊出動と“世界制覇”。激動の一年を乗り越え「女性騎手にしては……」から若手の有望株への画像1

 自身初の重賞制覇を成し遂げ、デビュー4年目で関東リーディングのトップ10入り――。一体誰のことか、わかるだろうか?

 どう見てもJRAの有望な若手騎手にしか見えない成長曲線だが、これは競馬界のヒロイン藤田菜七子騎手が、2019年に成し遂げたこと。つまり彼女は、この一年で押しも押されもせぬ有力若手騎手に成長したということだ。

 昨年は藤田菜七子騎手にとって、キャリアで最も充実した1年だったと述べても決して過言ではない。

 ここまでの藤田菜七子騎手は、確かに男性騎手顔負けの実力派だったが、一昨年までのキャリアハイは年間27勝。「女性騎手にしては凄い」という範囲を超えられずにいた。しかし、昨年はそこから43勝と大きく飛躍。

藤田騎手が勝つこと、重賞に騎乗することくらいでは大きなニュースにはならなくなった。

 そんな飛躍の2019年で、まず挙げなければならないのが、JRAが女性騎手の斤量ルールを大幅に見直したことだ。男性騎手と比較して、基本的に2kgの恩恵が与えられることとなったのだ。

 ただ、対象が藤田菜七子騎手1人だけという背景もあり、一部のメディアから「菜七子ルール」と揶揄されることも。騎手会長の武豊騎手が「菜七子ルールと呼ぶのは違和感がある」と発言する事態に発展した。

 一方の藤田菜七子騎手は、そんな周囲の“雑音”にも「与えられたルールで頑張るだけ」と、さらに成長を重ねる。

 その象徴的快挙となったのが、スウェーデンで開催された国際女性騎手招待競走『ウィメンジョッキーズワールドカップ』に出場し、見事優勝したことだ。「女性騎手が、もっともっと日本で増えてくれたら嬉しい」と自身がJRA女性騎手の歴史を切り開いてゆく決心を、改めて固めている。

 さらに今夏は、自身初となる開催リーディングを獲得。相性の良い新潟で勝ち星を伸ばし、一気に加速した。

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