
JRA藤田菜七子「昨年の悪夢」再び!? 通算101勝達成で見習卒業も「大苦戦」した2kg減の記憶……
11日、中山競馬場で行われた6RをJRAの藤田菜七子騎乗が優勝。2020年初勝利を飾ると同時に通算101勝目を達成し、見習騎手を卒業することとなった。
16頭立て、ダート1800mで行われたレース。藤田菜七子騎乗の2番人気エンドーツダは「ゲートがいつもより落ち着いていた」と振り返った通りの好スタートを決めると、逃げ馬を行かせる形で好位からの競馬。
1枠2番を活かして内々で脚を溜めると、最後の直線では早め先頭から押し切った。
「強豪騎手が集中する2開場での勝利は大きい。一昔前の藤田菜七子騎手の勝ちパターンは逃げか、大外一気。どちらかといえば馬群に包まれる競馬を苦手にしている傾向がありました。しかし、最近は今日の勝利のように、馬群の中でもしっかりと捌いて勝てるようになりましたね。
昨年は自身初のフェアプレー賞も受賞。今年で5年目ですが、着実に成長していると思います」(競馬記者)
藤田菜七子騎手は、これでJRA所属馬で通算101勝目。若手騎手の大きな目標となる見習い卒業となった。昨年のJRA初勝利が1月末だっただけに、2週目での勝利は今年のさらなる活躍を予感させるものとなったに違いない。
そんなメモリアルな勝利を上げた藤田菜七子騎手だが、一部の関係者は「ここからが本当の勝負になる」と話しているようだ。
「見習い卒業ということで、若手騎手の減量特典がなくなります。藤田騎手の場合、昨年誕生した女性騎手の減量特典2kgが残りますが、決して楽観視はできないでしょうね。たかだか1kgの差でも大きいと思いますよ」(別の記者)
昨年3月に誕生した女性騎手の減量特典。当時は一部のメディアから「菜七子ルール」と揶揄されることもあったが、実際にそこから藤田菜七子騎手は大きく飛躍した。昨年キャリアハイの43勝、関東リーディングで10位にランクインするなど「乗れる若手」の1人に成長している。
しかし、その反面、実は昨年の1月から2月、つまりは減量特典が2kgだった期間、藤田菜七子騎手は大いに苦戦している。
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