JRA藤田菜七子「関東リーディング」チャンス到来か……夢を現実に変える「鉄則」と「最大の障壁」

2月に入り、競馬開催もいよいよ本格化。今月はG1フェブラリーSや重要重賞といえる京都記念、共同通信杯も開催されるなど「競春到来」が少しずつ迫っている。
騎手リーディングでは、序盤からロケットスタートを決めたのがO.マーフィー、川田将雅、武豊、C,ルメールの4名。マーフィー騎手は先週で短期免許期間が終わったためこれ以上勝利数は伸びないが、他3名は昨年のリーディングトップ3。今年も順当な風向きということだろうか。
そしてこの3人は全員栗東所属。ちなみにマーフィーを除けば9位まで栗東所属であり、10位の横山典弘騎手(8勝)が関東リーディングの実質トップという状況だ。
先週の東京開催もマーフィー、武豊、ルメールに多くの勝ち星を奪われ、関東ジョッキーの勝利数がなかなか伸びない。マーフィー騎手は27勝をして帰国となったが、これに追いつくのにあと2カ月はかかるペースだ。
そんな中、気を吐いているのが藤田菜七子である。
先週は小倉で3勝を重ね、マーフィーを除けばリーディング2位の6勝。横山武史、吉田隼人と同立の勝利数を積み重ねている。
戸崎圭太と三浦皇成が離脱し、お寒い関東ジョッキーの台所事情もあるが、現時点では「関東リーディング」も狙える位置だ。現実味はないかもしれないが、本当にその可能性はあるのだろうか。
「現在の躍進が、有力ジョッキーが集まらない第三場の小倉を選んでいるから、という点は否定できませんが、それでも勝利を積み重ねているのは立派の一言。昨年から斤量恩恵はありますが、ここまで順調に勝鞍を積み重ねると思っていなかった人も多いはずです。
もし仮にリーディングをひたすらに狙うのなら、とにかく第三場、もしくはビッグレースの裏開催にこだわるのが鉄則でしょう。G1騎乗のたびに話題になりますが、今年は重賞出走よりも勝利数にのみこだわる必要がありますね。
そういう意味では、年に数回スポット的にある『二場開催』が最大の課題になるでしょう。栗東の有力騎手とのバッティングは避けづらくなりますからね。
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