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JRAトゥルーヴィル「持ち時計アテにならない」京成杯馬クリスタルブラックと気になる共通点

 そこで思い浮かぶのが、超スローの新馬戦から7番人気の低評価を覆して京成杯(G3)を勝利したクリスタルブラックの存在。この馬もトゥルーヴィル同様、12月に行われた計5鞍の中山・芝1800m戦で1.53.2という、ずば抜けて遅い勝ち時計だった。

 ラップも上がり3F12.3-11.5-11.5と実質2Fの競馬となっていることはトゥルーヴィルの新馬戦と非常に似ているといえそうだ。

 もちろん買いの材料はこれだけではない。キャロットクラブがデビュー戦で依頼したのはトップジョッキーであるスミヨン騎手。父ディープインパクトの良血馬に対する期待の表れでもある。

 全兄レプランシュも16年のきさらぎ賞に出走し、サトノダイヤモンドの2着となっているなら弟もこのレースの相性は悪くないだろう。京都の時計のかかる馬場もすでに克服している上に再度同じ芝1800m戦なら望むところ。

 想定されている北村友一騎手は昨年のブレイクが話題となったが、今年まだ重賞どころか1勝もできていない状況。本人も期するところがあるだろう。ただでさえ2月2日(日)に騎乗停止が明けたばかりで気合が入らないはずがない。

 今年初勝利が重賞勝ちとなる可能性もゼロということはない?

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