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2016.10.04 19:11
アンビシャス、鍵を握る毎日王冠(G2)での「前・後」 世代屈指の末脚を有するも、一番心配なのはC.ルメール騎手の「前科」と「意気消沈」か……
文=利坊

現4歳世代の中で「最後の大物」としてファンの間で注目を集めてきたアンビシャス(牡4 栗東・音無厩舎)が、秋を10日の毎日王冠(G2)から始動する。
アンビシャスは今春、一時は現役のトップクラスに上り詰めようとしていた。初戦の中山記念では、復帰とはいえ現役最強と言われたドゥラメンテに対し鋭いキレ味を発揮して2着。続く大阪杯では、後の天皇賞馬キタサンブラックやラブリーデイ、ショウナンパンドラなど格上の強豪を相手に前目の競馬で見事に勝利を収めた。この時点で「今年の主役の1頭」とささやかれることも多くなった。
しかし続く宝塚記念、アンビシャスは3番人気に推されながら、直線でまったく脚を伸ばせず16着敗退。ハイペースの中3番手でレースを進めたこと、渋った馬場だったこと、2200mという距離、宝塚記念に挑戦するかどうかを陣営が悩んでいたことなど敗因は多々ありそうだが、大きな期待を背負っていただけにファンのショックも大きかった。ハイペースに関しては、先頭を走っていたキタサンブラックが3着に粘っていることを考えれば、超一線級を狙う上では言い訳にはならないだろう。
ただ、今回の毎日王冠、直線の長い東京1800mという舞台は、過去11戦で上がり最速6回を記録しているように、中距離での鋭い末脚を身上とするアンビシャスにとってはまさに「絶好」の舞台だ。
中山記念や昨年のラジオNIKKEI賞で見せた後方からの末脚は、毎日王冠の距離と開幕週の馬場を鑑みてもハマる可能性は高い。すでに東京ではプリンシパルSも制しており、適性も問題なし。上位人気になることは確実だろう。
ただ、不安がないわけではない。実際にこのアンビシャスが「どういう競馬をするのか」が大きな焦点になりうる。
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