GJ > 競馬ニュース > 無観客なのに拍手
NEW

JRA無観客なのに拍手!?「競馬場に来られないファンの分まで」オジュウチョウサン圧勝劇に意外なところから……

JRA無観客なのに拍手!?「競馬場に来られないファンの分まで」オジュウチョウサン圧勝劇に意外なところから……の画像1 14日、土曜阪神8R阪神スプリングジャンプ(J・G2)は、1年ぶりの障害レースとなった昨年の覇者オジュウチョウサン(牡9、美浦・和田正一郎厩舎)が出走。昨年の最優秀障害馬シングンマイケルに9馬身差をつける圧勝で絶対王者の貫禄を見せつけた。

 ただ、残念なことに新型コロナウイルスの影響を受け、JRAでは先週に続き、14日、15日も無観客競馬で開催。いつもは賑やかなパドックやスタンドも静まり返り、関係者からは、一刻も早い通常開催を待ち望む声も多く聞かれている。

 オジュウチョウサンは、ファン投票3位で18年の有馬記念に出走するなど、人気のある馬であることでも知られている。1年ぶりとなる障害レース復帰を心待ちにしていたファンとしては、現地に駆けつけて祝いたかったのではないだろうか。

 期待に違わぬ走りで自身の障害復帰戦を見事な勝利で飾った。だが、それを祝ってくれるファンの姿はなく、静かな勝利となるはずだった。

 ところが、意外なところから割れんばかりの大きな歓声が鳴り響いた。絶対王者の圧勝劇にスタンドにいた他の厩舎のスタッフや競馬場で働く職員から拍手が沸き起こっていたのである。

「無観客なのに、大きな、割れんばかりの拍手でした。私の個人的な思いですけど、みなさん、競馬場へ来ることができないファンの分まで、強い競馬をしたオジュウ、出走した馬たちに拍手をしてくれたんだと思います。すごい拍手でした」

 同馬を管理する和田正一郎調教師は予期していなかった祝福に目頭を熱くした。

 主戦の石神深一騎手も「強いですね。脱帽です。(無観客だが)皆さんに見てもらいたかった」と胸を張った。

 オジュウチョウサンの今後は短期放牧を挟み、5連覇のかかる中山グランドジャンプ(J・G1)へ向かう見込み。

 2月29日(土曜)から始まった「無観客競馬」もはや3週目に突入している。JRAからは当面の間と発表がされており、春のG1シーズンも近づいてもなお、まだ先が見えない状況である。

 関係者の誰もがファンのいる「いつもの」競馬場に戻ることを願っている。

JRA無観客なのに拍手!?「競馬場に来られないファンの分まで」オジュウチョウサン圧勝劇に意外なところから……のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
  2. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
  6. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  7. JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
  8. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬