
JRA 「待望の復帰」藤田菜七子、休養期間に更なる成長!? 先輩・松岡正海との「意外」なエピソードも……
20日の中山開催から、ケガで休養中だった藤田菜七子騎手が復帰する。
2月15日の小倉5Rで落馬し、左鎖骨を骨折。5年目にしてキャリア初の長期離脱となった。落馬から4日後の19日に手術し、その後のリハビリは順調に進み、予定通りの復帰が実現する。
14日に美浦トレセンで調教に跨り、「万全の態勢で週末を迎えられる」と復調をアピールした。18日には追い切りにも騎乗。今週末の3日間開催は、すべて中山で騎乗し計9鞍を予定している。
藤田騎手は『Gallop』の取材に対して、入院先が落馬負傷で療養中の松岡正海騎手と同じ病院だったことを明かし、「先輩と今までよりも、じっくりお話することができました」と話している。
藤田騎手と松岡騎手と言えば、意外なエピソードがある。
2年前に『中山馬主協会』のホームページの連載企画で、お笑い芸人のキャプテン渡辺氏と藤田騎手の対談が行われた。この時、「松岡騎手が女の子ひとりだから孤立しないよう気を使って藤田騎手を色々と誘うも、全部断られるとぼやいている」という話を振られ、藤田騎手は「食事の誘いではなく、『麻雀』や『パチンコ』の誘いなんです」と、おもしろエピソードを明かしている。
面倒見のいい先輩が入院先にいたことは、藤田騎手にとって心の支えにもなったのではないだろうか。同じくケガで療養中の蛯名騎手は自身のTwitterで、入院中に松岡騎手がカップ麺を差し入れに持ってきたことを投稿している。松岡騎手の人柄が垣間見られる。
入院中に藤田騎手と松岡騎手は、いったいどんな話をしていたのか気になるところだ。遊び以外にも、競馬に対する心構え、騎乗についてのアドバイスもあったのではないだろうか。
松岡騎手から様々なことを学び、1カ月の休養期間で藤田騎手は更に成長したに違いないだろう。
JRA通算100勝達成まであと「3勝」と、区切りの記録を目前に控える藤田騎手。戦線離脱までは7勝を挙げ、関東リーディングで上位につける活躍だった。この調子でいけば、記録達成は復帰してすぐに実現するだろう。
7日にケガから復帰した三浦皇成騎手は先週の土日で「4勝」の固め打ち。藤田騎手もこれに続いての活躍に期待がかかる。そして2020年はケガの療養期間の経験をプラスにして、飛躍の年になることを願う。
きっと松岡騎手がターフに戻ってくるときは、一皮むけた藤田騎手が出迎えることだろう。
PICK UP
Ranking
17:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- JRA横山和生「美人過ぎる」あの有名バレットと結婚してた!? 当時は競馬ファンの間でも話題、タイトルホルダー活躍の裏に「内助の功」効果バッチリ