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【徹底考察】秋華賞(G1) ビッシュ「紫苑Sから本番を制したのはショウナンパンドラのみ。かつて浜中が試み、戸崎が継承した好走のコツ。女傑との意外な『共通点』とは」

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≪結論≫

『考察』の最後に述べさせていただいたショウナンパンドラとビッシュの共通点に関してだが、それにはまずショウナンパンドラの紫苑Sと秋華賞の走りを比較したい。

2014年 ショウナンパンドラ
紫苑S 新潟外回り2000m
3コーナー「14番手」、4コーナー「6番手」、残り200m地点「1番手」
秋華賞 京都内回り2000m
3コーナー「 9番手」、4コーナー「5番手」、残り200m地点「1番手」

『考察』で述べた通り2014年の場合、紫苑Sが不良馬場の新潟外回りで、秋華賞が良馬場の京都内回りだが、ショウナンパンドラのレースぶりはほぼ変わらない。

 3コーナー入り口まで中団やや後ろにいて、3、4コーナーで馬群を縫って一気に好位に取り付く。そして、最後の直線ではいち早く抜け出し粘り込みを図る。これがあの時期のショウナンパンドラの競馬であり、紫苑Sでは最後にレーヴデトワールに差されたものの、秋華賞ではヌーヴォレコルトの追撃を振り切っている。

 つまり、ショウナンパンドラの秋華賞の最大の要因は「トライアルから本番を意識した競馬をしていたこと」だ。

 ショウナンパンドラの鞍上・浜中俊騎手は直線の長い新潟外回りコースで、あえて早めに前に取り付く競馬を行ない、器用さの問われる京都内回りコースに備えていた。例え、早め先頭が仇となって紫苑Sを落とすことになろうとも。

 言い換えれば、ショウナンパンドラの秋華賞勝ちは、トライアルの”試走”を本番で完全にトレースした浜中俊騎手の作戦勝ちともいえる。

 その上で、ビッシュの紫苑Sの競馬は下記の通りだ。

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