JRA ダービー卿CT(G3)プリモシーンに「マイナス情報」!? 余裕の「本命切り」で渾身の現場ネタが「波乱の立役者」を導き出す!!
「△」には、ジャンダルム(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)をあげたい。
今年はニューイヤーS(L)で2年以上ぶりの勝利。だが前走の東風Sでは、1番人気に支持されたものの10着と大敗。出走馬の中で最も重い58kgの斤量を背負い、外から早めに動いたが、最後の直線では伸びを欠いた。
「ビリーヴの産駒は総じてムラっ気が強く、難しいタイプになりがち。ジャンダルムもその傾向があり、関係者も『斤量が軽くなるとか、相手次第とか、そういう問題ではない』と頭を抱えていました。
前走では藤井勘一郎騎手も、なるべく機嫌を損なわせないように走らせていましたが、最後はやめていましたね。相変わらず稽古の動きは抜群なので、状態が悪いわけではないです。力はあるので、要は当日の気分次第ですね」(競馬誌ライター)
最後の「☆」は芝再転向3戦目となるペプチドバンブー(牡5歳、栗東・武英智厩舎)。
今年から芝に復帰。初戦の雲雀S(3勝クラス)こそ7着に終わったが、続くトリトンS(3勝クラス)では、8番人気ながら上がり最速の脚を使い勝利をあげている。
「2走前は、4角手前で騎乗していた柴田善臣さんがムチを落としたんです。でもレース後に『それなのにあれだけの脚を使ってくれた。まともなら勝負になる。芝の走りはいいよ』って太鼓判を押したんですよね。そもそもムチを落とさないでくださいって話ですけど(笑)。
そのため、前走の快走は陣営にとって、ある意味想定内。スタッフも『まだまだ伸びしろもある。54kgなら重賞でもチャンスはある』と色気たっぷりでしたよ」(美浦関係者B)
なお今回、有力視されているプリモシーン。出走馬中、実績は最上位だが、「当初は高松宮記念(G1)を目標にしていたものの、爪をぶつけて回避。前走に比べると皮膚の質感や張りなどが落ちる」というマイナス情報をゲット。さらに「ゲートの不安もある。過信は禁物」との会話も漏れ聞こえてきた。今回は紛れも多い中山マイル戦。馬券妙味を考え、切りと判断した。
今回は「レイエンダ」「ストーミーシー」「エメラルファイト」「ジャンダルム」「ペプチドバンブー」の5頭ボックス3連複10点で勝負。今年も波乱が巻き起こることを期待したい。
(文=ブロディN)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!