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ラニ、今週末ブラジルCで強豪古馬と激突! 拭えない「血統・距離不安」があるだけに、ここは負けられない

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 今週はクラシック最終戦の菊花賞(G1)における「2強」対決、3歳世代マイル担当ロードクエストがイスラボニータなど古馬の強豪と激突する富士S(G3)と注目レースが揃うが、重賞以外にも注目の「復帰戦」が行われる。

 23日の東京メインは、ダートの強豪集うブラジルC(2100m 3歳以上オープン)。モズライジンやサンライズホーム、ドコフクカゼにメイショウイチオシとダートのオープン馬が12月のチャンピオンズC(G1)を目指して出走するが、やはり最注目は、ついに復帰戦を迎えるラニ(牡3 栗東・松永厩舎)だ。

 ドバイ遠征でUAEダービーを制し、日本馬として初めて米三冠レースすべてを「皆勤」し、ケンタッキーダービー9着、プリークネスS5着、ベルモントS3着の実績を残した同馬。今年の春は日本馬の海外挑戦が例年以上に活発だった印象だったが、このラニもまた、その中核を担う1頭であったことは間違いない。

 ラニはブラジルCから中1週でみやこSに出走する予定とのこと。間隔が狭すぎではないかという声もあるが、ラニは使えば使うほどよくなるタイプ。実際に米三冠でもわずか1カ月の間に3レースに出走し、パフォーマンスを上げてきた実績がある。「2走叩き」で調子を上げ、チャンピオンズC(G1)に殴り込みをかける算段ということだろう。大きな期待が集まることとなるだろう。

 しかし、不安が決して小さくはない。父タピットは2014年の北米リーディングサイアーであるなど、非常に「アメリカ色」の強い血統で、北米三冠で好走する「下地」はもともとあった。それがそのまま国内ダートで生きるのかどうなのかという点だ。今年2月のヒヤシンスSではあっさり5着に破れている点からも、本質的に「米国向き」の馬なのかもしれないということだ。基本的に行き脚がつかず、追い込み脚質という点も不安要素の一つと言えるだろう。

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