真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.10.20 16:00
凱旋門賞敗戦のマカヒキ「年内休養発表」にガッカリの声も……最大の心配は「同じ道筋」を辿るアノ馬の二の舞?
編集部
今年の凱旋門賞(仏G1)で14着に敗れたマカヒキ(牡3 栗東・友道厩舎)が、年内休養することが分かった。今後は2月の京都記念から始動し、その後G1に昇格する大阪杯かドバイ遠征に向かうとのこと。
陣営は凱旋門賞のレース自体でのダメージはないとしながらも、輸送を含む「様々な疲れ」を理由に休養を発表している。来年までマカヒキの姿をファンが目にすることはないようだ。
無論、3歳での海外遠征が負担の小さいものではなく、休養というのは無難な選択なのかもしれない。その一方、やはり一抹の寂しさを禁じ得ない部分もある。
「マカヒキは3歳世代のダービー馬ですし、世代を代表する存在として今後のジャパンカップや有馬記念に出走し古馬と激突してほしかったという声はやはり多いですね。レース自体のダメージがないことから『だったらどちらか出走してほしい』という声が出るのも自然なことではあります。実際、2012年、2013年にオルフェーヴルが凱旋門賞挑戦をした際は、その後それぞれジャパンカップ、有馬記念に出走しています。もちろん古馬という部分はありますが、3歳を象徴する存在がいない頂上決戦は残念ですね」(記者)
歴戦の古馬と3歳クラシックホースの激突というのは、競馬における醍醐味の一つ。今年は特にハイレベルと言われているだけに、キタサンブラックやゴールドアクターとマカヒキがぶつかる瞬間を早く見たかったファンも多かったことだろう。しかし、それは叶わぬ願いとなった。
また、マカヒキのこの動向が「あの馬」と似ているという意見もある。
PICK UP
Ranking
23:30更新- JRA内田博幸「戸崎ブチギレ騒動」から遺恨“独立”で引退危機!? エージェント“不条理”解約に「義理を通すなら……」
- JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 岩田康誠「キレ散らかし」返答にインタビュアーもタジタジ…名手が信じたドウデュース世代の実力馬が有馬記念前に答え合わせ
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
関連記事
マカヒキが凱旋門賞惨敗で「再評価」を受ける2頭。力を発揮して見どころの多いレースを見せた「先達」
マカヒキ惨敗で金子オーナーも「分からない」と呆然。日本競馬が「欧州制圧」を成し遂げるためには「凱旋門賞偏重」を捨てるべきなのか
【緊急企画】「千載一遇のチャンス」マカヒキが14着大敗……凱旋門賞で「何」があったのか。今年の日本ダービー馬は「本当に弱いのか」徹底検証
凱旋門賞の枠順決定!試練の「14番」となったマカヒキの「光明」は昨年の勝ち馬!? 「凱旋門賞未勝利」のC.ルメールは世界No.1騎手L.デットーリを超えられるか
「世界的潮流」により変貌を遂げる凱旋門賞。近年の「傾向」が映し出す、マカヒキがもっとも警戒すべきライバルは……