GJ > 競馬ニュース > デアリングタクト 二冠達成の「裏」とは  > 3ページ目
NEW

JRAオークス(G1)武豊が、川田将雅が、ルメールが……デアリングタクト二冠達成の「裏」に垣間見えた“絶対王者”の恐ろしさ

「近年、ノーザンファームに代表される社台グループの生産馬は、日本ダービーやオークスが行われる東京2400mの大舞台を勝ち切るために育成されていると聞きます。

 しかし、今年は牝馬のデアリングタクト、牡馬のコントレイルと、いずれも“非社台”の馬が無敗でクラシック1冠目を勝利。生産界をリードする社台グループにとっては、忸怩たる思いがあったのではないでしょうか。実際に、このオークスは社台グループ生産馬が昨年まで6連覇していたレース。今年も何としても勝ちたかったと思いますよ」(別の記者)

 実際に、デアリングタクトに楽な競馬をさせなかったミヤマザクラ、リアアメリア、デゼル、サンクテュエールは、すべて社台グループの生産馬。長年、圧倒的な実績を積み上げてきた競馬界の“絶対王者”として、この世代の頂点を決める一戦で、デアリングタクトを楽に勝たせたくない気持ちがあっても不思議ではないのかもしれない。

「結果的に、最後は松山騎手が中央に進路を切り替えた判断が勝利の決め手となりました。ですが、実はあのスペースは、先にデゼルとレーン騎手が狙っていたもの。あそこでもし、デゼルにもう少し脚があればデアリングタクトが不完全燃焼のままレースを終えていた可能性もあります。今年のオークスは見た目以上に紙一重の勝負だったと思いますよ」(同)

 来週迎える日本ダービー(G1)ではレーン騎手の2歳王者サリオスを筆頭に、ルメール騎手のワーケア、武豊騎手のサトノフラッグ、池添謙一騎手のヴェルトライゼンデといった社台グループ生産の有力馬とトップジョッキーが、ノースヒルズ生産馬コントレイルの二冠阻止を狙っている。

 果たして、日本競馬界の“絶対王者”が頂上決戦でその威厳を示すのか、それともコントレイルが無敗三冠へ王手をかけるのか。来週は「競馬界の勢力図争い」という面からも目が離せなさそうだ。

JRAオークス(G1)武豊が、川田将雅が、ルメールが……デアリングタクト二冠達成の「裏」に垣間見えた“絶対王者”の恐ろしさのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「35回目挑戦」で初のコンビ継続! シンボリクリスエスとも意外な接点…「連対率100%」はシュガークンに追い風か
  2. 新種牡馬サートゥルナーリア産駒「超大物候補」がいきなりデビュー!?「名牝シーザリオ伝説」新章へ…注目2歳馬ピックアップ
  3. 「東京2400mで買うべき馬」これぞダービージョッキーの金言!オークス&日本ダービーのヒントが満載!ステレンボッシュ、ジャスティンミラノを上回る期待馬がいる!
  4. 悲願の舞台で「30連敗」戸崎圭太の夢叶うか?ステレンボッシュ、ジャスティンミラノと挑むオークスとダービー…「シルバーコレクター返上」に絶好チャンス
  5. ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
  6. J.モレイラ「短期免許」条件クリアに暗雲…「スムーズな競馬ができなかった」マスクトディーヴァで痛恨の取りこぼし、残るチャンスはあと「2回」
  7. JRAジャパンC(G1)「史上最高」アーモンドアイ参戦もまさかの低レベル!? コントレイル、デアリングタクトでもない…… 下馬評1番人気はあの馬
  8. JRAジャパンC(G1)ヨシオ「冷やかし出走」疑惑に西山茂行オーナー反論! 「何言っているんだ」最強馬決定戦の“珍客”に隠された陣営の思い
  9. 【日本ダービー】ジャスティンミラノに立ちはだかる不吉な予兆!? ディープインパクト、コントレイルはクリアも…無敗の二冠馬が「1勝3敗」の落とし穴
  10. 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!