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JRA 武豊もゾッコンの才媛、故障に泣いた素質馬!? 【ラジオNIKKEI賞(G3)】に夏の上がり馬候補が大集合!!

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 7月5日(日)、福島競馬場でラジオNIKKEI賞(G3)が開催される。クラシックの出走を目指したが叶わなかった馬や、デビューが遅れた馬たちが、秋の飛躍を目指すべく集結した。

 まず注目を集めているのが、2連勝中のパラスアテナ(牝3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)だ。

 ダートデビューしたものの、芽が出ず芝に転向。初戦の3歳未勝利戦(芝2000m)で2着に5馬身差をつけて初勝利し、適性があることを証明した。

 前走は武豊騎手とタッグを組んでカーネーションC(1勝クラス)に出走。5番手追走から上がり最速の脚を使い、豪快に差し切り勝ち。レース後、武豊騎手は戦前こそテンションが高かったものの、「競馬にいけば乗りやすかったです」と語り、「道中から良い感じで、追ってからもしっかりしていました。能力があります」と手応えを明かした。

 パラスアテナは次走に自己条件戦も視野に入れていたものの、陣営は『仮に軽斤でも武豊騎手が乗ってくれる』との理由でラジオNIKKEI賞への出走を決断したという。武豊騎手も認めた才能を発揮し、見事勝利を収めることができるか。

 故障に泣いたルリアン(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)は巻き返しを誓う。

 キズナ産駒の中でも大きな期待を集めていたルリアン。だが、新馬戦を2着で終ると、その後骨折が判明。約8カ月の休養を余儀なくされてしまった。

 それでも今年の3月に復帰すると、3歳未勝利(阪神芝2200m)、3歳1勝クラス(阪神芝2000m)を2連勝。徐々に世代屈指の実力を見せつつある。

 秋以降に活躍するためにもここで負けるわけにはいかない。鞍上は期待の若手・坂井瑠星騎手が務める予定だ。

 パンサラッサ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)もここから伸びることが期待されている1頭だ。

 クラシックへの出走は叶わなかったものの、前走阪神3歳以上1勝クラス(芝2000m)では、古馬相手に果敢にハナを奪うとそのまま逃げ切り勝ち。2着に2馬身半差をつけている。

 今回もパンサラッサが主導権を握ることだろう。騎乗予定の三浦皇成騎手とともに、作り上げたペースでライバルたちを翻弄することができるか。

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