GJ > 競馬ニュース > 「三冠」阻止候補は「夏の上がり馬」!?
NEW

JRAコントレイル「三冠」阻止候補は「夏の上がり馬」から!? 7馬身差をつけた素質馬がラスト1冠に駆け上がる!!

【この記事のキーワード】,

JRAコントレイル「三冠」阻止候補は「夏の上がり馬」から!? 7馬身差をつけた素質馬がラスト1冠に駆け上がる!!の画像1

 今年は史上7頭目となる無敗のクラシック2冠を達成したコントレイル。日本ダービー(G1)後、陣営は早々と菊花賞(G1)へ向かうことを陣営が明言している。2011年のオルフェーヴルが達成して以来となる3冠へ挑戦とあって、3歳牡馬クラシック戦線は例年以上に注目を集めている。

 3冠を阻止すべくライバルたちが虎視眈々と牙を研いでいる中、“夏の上がり馬”候補が出現したと話題になっている。8月2日(日)の積丹特別(1勝クラス)に出走予定のビーマイオーシャン(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)だ。

 ビーマイオーシャンは父エピファネイア、母はディープストーリー、母方の祖母は北米G2を3勝している。ダートでキャリアをスタートさせたビーマイオーシャンだったが、2歳新馬戦(ダ1800m)は9着、続く未勝利(ダ1800m)も10着に終わっている。

 この結果を受けてか、陣営は芝への転向を決断。初戦となった未勝利戦(芝2200m)では7番人気ながら3着と初めて馬券圏内に入り、芝への適性を見せた。そして前走の未勝利戦(芝2600m)を迎える。

 武豊騎手の良血馬タイミングハートらが人気を集める中、団野大成騎手を背にビーマイオーシャンは4番手追走。4コーナー終わりから進出すると、そのままぐんぐん加速して後続を突き放し、2着タイミングハートに7馬身差をつけて圧巻の勝利。レース後、「競馬ブック」の取材に「前走は2200mでいい競馬をしていたので、長い距離があると思っていました」と長距離適性があると語っていた。

「前走で強い勝ち方を見せたビーマイオーシャンが、古馬相手にどこまでやれるのか。陣営も積丹特別が試金石と考えているでしょうね。ここをいい形で終えれば、秋への重賞挑戦の道も見えてくるはずです。

父馬のエピファネイアは中長距離で結果を出していますし、晩成傾向も持ち合わせていました。産駒にもその特徴が出ているようで、成長曲線を描くことも期待できます。同世代のライバルたちには遅れをとっていますが、ここからそれを取り戻すような活躍を見せてもらいたいですね」(競馬誌ライター)

 開催時期が今とは異なるものの、13年には後続に大差をつけて勝利したバンデが、さらに兵庫特別(1000万下)を勝利して、向かった菊花賞で3着に入る殊勲の走りを見せた。ビーマイオーシャンにも同馬を彷彿とさせる走りを披露してもらいたい。数カ月後には同馬が、コントレイルの三冠を阻止する筆頭候補として考えられる未来もあるはずだ。

JRAコントレイル「三冠」阻止候補は「夏の上がり馬」から!? 7馬身差をつけた素質馬がラスト1冠に駆け上がる!!のページです。GJは、競馬、, の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  4. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  5. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  6. 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
  9. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは