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川田騎手「まだ全力で走ってない」ファンタジーS(G3)は単勝1.4倍のミスエルテが快勝!「怪物フランケルの娘」が2歳牝馬戦線の主役に躍り出る

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 5日に京都競馬場で行なわれた第21回ファンタジーS(G3)は、単勝1.4倍の圧倒的人気に推されたミスエルテ(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が大外一気で完勝。「21世紀最強馬」といわれたフランケルの娘が2歳牝馬戦線の主役に躍り出た。

 勝利騎手インタビューで、主戦の川田将雅騎手が「ゲートの中で横を向いた時にスタートが切られましたが、出てからも進んでいきませんでした」と話していた通り、スタートで大きく出遅れたミスエルテ。川田騎手が加速を促すも反応は鈍く、2馬身ほど置かれた最後方からの競馬となった。

 スタート直後こそハナ争いが激化したが、ショーウェイが強引に主導権を握ってから流れが落ち着いた。1000mの通過は59.3秒。キャンディバローズが好位から押し切り、逃げたメジェルダが2着に粘った昨年が59.2秒だっただけに、やや遅いペースといえるだろう。

 最後の直線入り口まで来てもミスエルテは、まだ後方から3番手。逃げ切りを図るショーウェイとは6、7馬身ほどの差があったが、追い出されてからの加速はまさに「怪物」と呼ばれた父の片鱗を感じさせるものだった。

 大外から一頭だけ、まったく次元の異なる脚色で驚異的な追い上げを見せるミスエルテ。何よりも恐ろしいのが、鞍上の川田騎手がそれほど大きなアクションを起こしていないにもかかわらず、ゴム毬のような瞬発力を見せたことだ。

 上がり最速タイとなる33.6秒の末脚で一瞬にして他馬を飲み込むと、最後は粘るショーウェイをきっちりと捉えてゴールした。

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