真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.11.06 06:05

川田騎手「まだ全力で走ってない」ファンタジーS(G3)は単勝1.4倍のミスエルテが快勝!「怪物フランケルの娘」が2歳牝馬戦線の主役に躍り出る
編集部

5日に京都競馬場で行なわれた第21回ファンタジーS(G3)は、単勝1.4倍の圧倒的人気に推されたミスエルテ(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が大外一気で完勝。「21世紀最強馬」といわれたフランケルの娘が2歳牝馬戦線の主役に躍り出た。
勝利騎手インタビューで、主戦の川田将雅騎手が「ゲートの中で横を向いた時にスタートが切られましたが、出てからも進んでいきませんでした」と話していた通り、スタートで大きく出遅れたミスエルテ。川田騎手が加速を促すも反応は鈍く、2馬身ほど置かれた最後方からの競馬となった。
スタート直後こそハナ争いが激化したが、ショーウェイが強引に主導権を握ってから流れが落ち着いた。1000mの通過は59.3秒。キャンディバローズが好位から押し切り、逃げたメジェルダが2着に粘った昨年が59.2秒だっただけに、やや遅いペースといえるだろう。
最後の直線入り口まで来てもミスエルテは、まだ後方から3番手。逃げ切りを図るショーウェイとは6、7馬身ほどの差があったが、追い出されてからの加速はまさに「怪物」と呼ばれた父の片鱗を感じさせるものだった。
大外から一頭だけ、まったく次元の異なる脚色で驚異的な追い上げを見せるミスエルテ。何よりも恐ろしいのが、鞍上の川田騎手がそれほど大きなアクションを起こしていないにもかかわらず、ゴム毬のような瞬発力を見せたことだ。
上がり最速タイとなる33.6秒の末脚で一瞬にして他馬を飲み込むと、最後は粘るショーウェイをきっちりと捉えてゴールした。
PICK UP
Ranking
23:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
引退・種牡馬入りが一転して現役復帰!? 数奇な運命をたどることになった競走馬たち
- 「元イエスタカス」ダッシングブレイズ重賞制覇に高須院長も「イエス」!? 名前に翻弄された素質馬の飛躍が話題
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
関連記事
怪物フランケル産駒の娘ミスエルテがファンタジーS(G3)に登場!スピード感抜群の追い切りに池江泰寿調教師も「すさまじい」と絶賛!
「バケモノの子」ソウルスターリングが余裕の2連勝! すでにワールドワイドな活躍を期待される娘の次走は?
デビュー戦快勝『16冠ベビー』の第2章が今週開幕!21世紀最強馬フランケルの娘ソウルスターリングが「最強マル外」が通った登竜門に挑戦!
川田将雅騎手も一目惚れ「目指すべき所にたどり着いてほしい」21世紀最強馬フランケルの娘ミスエルテがデビュー戦を持ったまま馬なりで圧勝発進!
世界最強フランケルの産駒はソウルスターリングだけにあらず!「日本デビュー」が予定されている超良血フランケル産駒をピックアップ!