GJ > 競馬ニュース > ミスエルテが快勝
NEW

川田騎手「まだ全力で走ってない」ファンタジーS(G3)は単勝1.4倍のミスエルテが快勝!「怪物フランケルの娘」が2歳牝馬戦線の主役に躍り出る

【この記事のキーワード】, ,
keiba0606.jpg

 5日に京都競馬場で行なわれた第21回ファンタジーS(G3)は、単勝1.4倍の圧倒的人気に推されたミスエルテ(牝2歳、栗東・池江泰寿厩舎)が大外一気で完勝。「21世紀最強馬」といわれたフランケルの娘が2歳牝馬戦線の主役に躍り出た。

 勝利騎手インタビューで、主戦の川田将雅騎手が「ゲートの中で横を向いた時にスタートが切られましたが、出てからも進んでいきませんでした」と話していた通り、スタートで大きく出遅れたミスエルテ。川田騎手が加速を促すも反応は鈍く、2馬身ほど置かれた最後方からの競馬となった。

 スタート直後こそハナ争いが激化したが、ショーウェイが強引に主導権を握ってから流れが落ち着いた。1000mの通過は59.3秒。キャンディバローズが好位から押し切り、逃げたメジェルダが2着に粘った昨年が59.2秒だっただけに、やや遅いペースといえるだろう。

 最後の直線入り口まで来てもミスエルテは、まだ後方から3番手。逃げ切りを図るショーウェイとは6、7馬身ほどの差があったが、追い出されてからの加速はまさに「怪物」と呼ばれた父の片鱗を感じさせるものだった。

 大外から一頭だけ、まったく次元の異なる脚色で驚異的な追い上げを見せるミスエルテ。何よりも恐ろしいのが、鞍上の川田騎手がそれほど大きなアクションを起こしていないにもかかわらず、ゴム毬のような瞬発力を見せたことだ。

 上がり最速タイとなる33.6秒の末脚で一瞬にして他馬を飲み込むと、最後は粘るショーウェイをきっちりと捉えてゴールした。

川田騎手「まだ全力で走ってない」ファンタジーS(G3)は単勝1.4倍のミスエルテが快勝!「怪物フランケルの娘」が2歳牝馬戦線の主役に躍り出るのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  3. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  4. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  7. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  8. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  9. 武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ
  10. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声